
東屋 / 平丸 五寸 兎に角
僕の古物を写した平丸
第一弾は立花文穂 『 兎に角 』にて
装飾がとても好みで強く惹かれ、使い易そうな上に持っていないサイズ、そんな古物との出会いは超興奮します。当然そんなことはそうそうありませんが、時間があれば骨董屋を覗くことを長年続けてきましたから、それなりに僕の周りにも古物は増えてきました。そして、その古物を生活に取り入れてみると、また違った側面が見えてきて、頻繁に使う物と使わない物にわかれていきます。そんな頻繁に使っている古物のなかでも最近のスーパーヒット、超愛用しまくりの1枚が上の写真むかって右側のお皿です。直径5寸つまり15cm、よくあるサイズながら、深さがあって縁が少し平らで幅もある点が独特でとても気にいっています。深さがあるから用途も広くて最高です。本当に日々愛用しているので、それを写して新しいお皿を作って貰いました。平丸、縁が少し平たいから平?もしくは僕の愛用する古物を写したから僕の苗字、平井の平?深さがあるから平でもない平丸、物と名前の印象が平和で丸くおさまる感じも大変気に入っております。そんな平丸に図案をいれるのなら、立花文穂先生の図案がいいんじゃないかと僕は直感しました。その第一弾が手ぬぐいでもお馴染みの「兎に角」です。金彩を使った初回版は電子レンジで使えないなど用途も制限されるので2,000枚限定、完売しましたら生産終了です。しかしながら、兎に角はとても素敵な柄ですから、初回限定版が完売した後は呉須のみの通常版に変更して継続する予定です。でも、金彩を使った兎に角の出来栄えは素晴らしい!1枚は是非持っていてください。きっと、後々大事な小皿になってくると思います。


兎に角、和でも洋でも
洋食器と相性の良い和食器というのはナカナカないもんだってことをよく思います。それはセンスや好みにもより、いくらでも混ぜられる人もいるでしょうし、そんなことはないという意見があるのもわかりますが、僕のセンスではナカナカうまく混ざらないんです。でも、平丸の兎に角は、洋食器との混ざりが良いのです。兎に角プレートは平丸と印判小皿の2種類ありますが、製造上の理由で全く同じ土を使うことができず、平丸の方は雑味が少なく白くて綺麗です。もちろん併用しておかしな違いではありませんが、雑味なく白くてサッパリしたリ印象と、兎に角の図案が洋食器との相性を良くしているのだと思います。

電子レンジでは使えません&
金彩の位置は多少違います
装飾の一部に上絵の金彩を施しています。上絵を施すと焼成回数が増えるのでコストも上がります。素焼きした器にまずは呉須の図案を絵付けし、釉薬をかけて高火度で本焼きします。上絵を施す場合は、更に釉薬の上に絵付けをして(今回は金彩)低火度で焼成します。つまり上金は最後にそれだけ単独で絵付けしますから、その位置は一定していなくて、個体差が生まれます。それは兎に角の個体差、面白さと大目に見て下さい。また上絵はとても綺麗なのですが、釉薬の上に絵付けされていますから、耐久性が低く、束子や研磨剤で洗ったり、金属のカトラリーでガリっとやれば、絵が削れてしまうこともあります。また、金彩は金を使っていますので電子レンジでは使えません。電子レンジで使うとバチバチっとなって危険です。上絵のことを考えると食洗器も使わない方が良いです。つまり便利家電は使えませんが、手洗いで日々使うのでしたら、そこまで気を使うこともありません。


平丸 五寸を使い易い理由
食器を並べていて気付いたこと
平丸の五寸、直径15cmという小皿サイズながら、小皿よりも使用範囲が広く感じるのナンデだろう?撮影中に食器を並べていて少し理解できたように思います。ティーマプレート17cmに使い勝手が似ているのです。直径15cmなのですがティーマに比べてリムがあまりないので、使用できる面積は結構近いですし、深さもかなり似ている!Teemaプレート17cmはいいサイズだと思っている人にはとても便利な1枚になってくれると思います。
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- デザイン
- 立花 文穂 (たちばな ふみお)
- 製造
- 光春窯(こうしゅんがま)
商品スペック
- 材質
- 磁器(天草陶石)、呉須、柞灰釉
- 寸法
- 約φ145×H27mm / 180g
- 生産
- Made in Japan
- 備考
- 電子レンジ:× / オーブン:× / フリーザー:× / 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 絵柄は印判という手作業による手法で染付しています。色の濃淡、柄の抜け、滲み、切れ等の個性があります。《印判について》
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
平丸 五寸 兎に角
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兎に角
3,300円 (税込)
〈2,000枚限定〉あと 635個