東屋 / 印判小皿 へのへのもじへ
積み上げるなら印判小皿
この手の直径12cm前後の小皿というのは、どれだけ使っても大丈夫なぐらい潤沢に積み上がっていると安心です。沢山あれば小皿不足となって食事途中に洗って拭くことをしなくても良いですし、大勢で食卓を囲む時には各々食器を置く場所は狭くなりがちですから、ギリ取分用としても機能するぐらいの小皿は便利に使えます。小皿を積み上げるのでしたら、このサイズ、印判小皿だと僕は思います。釉薬を変えると型を修正する必要があるので全て完全同型ではないのですが、へのへのもじへ、カッコー、東屋定番、Artekノベルティーと展開も豊富ですから集めるのも楽しいです。また、こういった小皿は骨董市などにいくと沢山売られています。きっと昔から日本人にとって使い易いサイズなのでしょう。古物も安価なので好きな図案を探して買うのは気軽で楽しく、それが古物への良い入り口になるとも思います。
印判小皿へのへのもじへ
最高過ぎる!!!!!!
手ぬぐいができると、和食器ができる、その7です。手ぬぐいができると、そこには図案があるから、その図案を使って和食器を作りたくなります。だから、手ぬぐいができると和食器ができます。つまり、このお皿と同じ柄の手ぬぐいもあります。布の柄ができて、その柄を食器に写していく流れの方が、食器に合わせて図案を作るよりうまく進行するように感じているので、当面この流れを続けようと考えています。そして、まずは様々な図案で装飾された猪口の積み上がった景色を生活に生み出し、猪口を頻繁に使う生活をしてみたいと考えていますから、手ぬぐいができると、主には猪口ができます。ただ、今回は少し前後しまして印判小皿が発売となり、猪口はその後に続きます。この前後しました理由はシンプルで、印判小皿へのへのもじへが最高過ぎたからです。僕の日々というのは、届きました試作や新製品を僕の生活へ取り入れ、そこで使ってどうなのか?生活にある物の姿や使い勝手、使い処を見続ける時間が埋め尽くしています。つまり、僕は物を見るというより、生活にある物を見続けています。そんな試作群とスコープ取扱アイテム群の入り乱れる生活で、ここ最近のスマッシュヒットがこの印判小皿へのへのもじへです。他の小皿が総柄であるのに対し、これは余白も多いので食器棚でも目立っています。そして小皿の山に見つけましたらほぼ手にしていますし、食卓に並べたくなりますし、使っていて楽しさを感じます。印判小皿の王座にはクラウス・ハーパニエミのカッコーが君臨し続けてきましたが、そこに現れました印判小皿界の新星へのへのもじへ!素晴らしいです。つまり僕が最高過ぎる!と気に入り過ぎてしまったから、猪口ではなく小皿を先行して生産して貰いました。ちなみに《へのへのもじへ》、よーーく見ますとそこに何が見えますか?少しお皿を回転させ、角度を変えましたらわかると思います。気付かない人も多いので説明しますと、活版印刷の数字や英字、記号、罫線が組み合わさり一つの作品になっているのです。アッと気づけば、もうずっと見えるのですが、気付いていない時はなかなかそれが見えないのです。
印判小皿+柞灰釉
少し型が修正されています。
波佐見の光春窯で生産される直径11.7cmの印判小皿、少しだけ深さもあり、重くなく、大量に積み上げた小皿をガサっと一気に運ぶこともできます。実に使い勝手のよいバランスに仕上げられていまして、僕の愛用歴も非常に長く、小皿といえばこの印判小皿が中心にある生活を送り続けています。もうスコープ的生活の和食器代表、洋食器でいうところのティーマプレート12cmみたいな物ですから、僕のなかでも盛り上げたいという意欲に満ち溢れている一枚です。バリエーションとしましては、東屋定番の印判小皿、スコープ別注の印判小皿カッコー、そしてArtekのノベルティーとして作りました印判小皿Lehtiなどが存在します。印判の色、土に違いはありますから柄や生地の色味に差異はありますが、釉薬は石灰釉にて生産されてきました。ただ、この印判小皿へのへのもじへだけは、釉薬にとり皿とり鉢と同じ柞灰釉を使いましたので、その釉薬に合わせて型の調整がされています。つまり、他の印判小皿とは形状に微妙な違いがあります。それは重ねるとわかりますが、使う分には気付かない程度の違いです。同じ土、同じ釉薬、同じ呉須を使っていけば完全同型の柄違いとできるのですが、その柄をみて、その柄に合わせて、常に完成した点を作りあげる、ここに東屋さんらしい個性的な物作りの姿勢がみられます。この物作りの方向性に関しては、賛成ですし尊敬しかありませんから、スコープはそれをしっかりとユーザーの皆さんにお伝えし、その点の集合を理解して貰ったうえで愛用していただきたいと思っています。また、物の風合いを重視しまして、敢て鉄分の多い土を使用していますので口縁にザラつきがあり黒点も多いのですが、この図案は余白がとても大きいので、それがより目立ちます。
2022年2月15日
ゴマダレと茶髪リーゼント
鯛茶漬けが癖になっていまして、完全に定番化してます。だから、鯛の刺身をよく買います。ゴマダレと出汁、ネギ、ワサビを添えまして、主はお茶漬けでもなく、鯛をゴマダレと薬味で食べ進め、最後の最後に出汁をかけてチラリと茶漬けにするみたいな、そんな食事でございます。僕はですが。長き名古屋生活の影響で、こういったひつまぶし的流れの食事は好物、だから鯛茶漬けも定着したんだと思われます。で、印判小皿へのへのもじへ、こちらも超愛用しまくっています。食べる前の綺麗な写真ばかりじゃなく、食べてる途中も撮っておこうと急に思い立ち、念のため撮っておきましたら、そう、こんなことになってました。見ているとなんだか笑えてきます。お皿のゴマダレがリーゼントに見えるのです。へのへのもじへが恰好つけててシャばいのです。こんな瞬間をもし目撃しましたらハッシュタグ #へのへのもじへ仮装大賞
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- デザイン
- 立花 文穂 (たちばな ふみお)
- 製造
- 光春窯(こうしゅんがま)
商品スペック
- 材質
- 天草陶石(磁器)、呉須、柞灰釉
- 寸法
- 約φ117×H17mm / 100g
- 生産
- Made in Japan
- 備考
- 電子レンジ 〇 / 食器洗浄機 〇
購入前に確認ください
- 絵柄は印判という手作業による手法で染付しています。色の濃淡、柄の抜け、滲み、切れ等の個性があります。《印判について》
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
印判小皿 へのへのもじへ
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へのへのもじへ
1,500円 (税込)