Artek / Riihitie
小物入れとしてのみ
スコープでは販売します
フィンランド建国100周年の2017年、アルテックからいくつかNEWアイテムがリリースされ、その中で特に興味を惹いたのが、リーヒティエでした。1936年、ヘルシンキ郊外リーヒティエ通りに完成したアアルト夫妻の自宅兼アトリエ。そのテラスに置かれたアイノ・アアルトデザインの大きな植木鉢は、現在も変わらず其処に存在し続けています。パリ万博(1937)に出品されながら、製品化はされなかったのですが、アルヴァ・アアルトが建築によく用いたタイルから素材感と色に着想を得て、80年後の2017年、製品化に至りました。アアルト自邸に置かれたオリジナルの植木鉢より、かなり小さな物ですが、実際に室内に置いてみればとにかく素晴らしい存在感、そして使ってみれば使い処がとても多いのです。ありそうでなかった物だと思います。ただ、プラントポットとして生産されていますが「製品の使用目的上、長時間水を貯めることは想定してない」ということでピンホールや貫入も多く、リーヒティエは多少ですが水を吸います。長時間、水が貯まった状態が続きますと稀に水漏れする個体も過去にはありました。それでプラントポットとして広く販売するのは難しいと判断し、スコープでは取扱終了したのですが、小物入れとして本当に重宝する物であり、他に替わる物がないので使い続けていたわけです。僕自身、惜しい気持ちがあり続け、スコープユーザー皆々様からも再取扱の要望も多かった。それで小物入れとしての目的のみで販売することとし、ラインナップもSサイズのみに絞り、2022年8月取扱再開しました。ですから誠に勝手ではありますが、リーヒティエは小物入れの利用のみを考えてご購入ください。m(_ _)m
特別カラー
ライトグリーン登場
リーヒティエ取扱再開のタイミングで特別色を作ってみました。初回はライトグリーンという色名ではありますが、実際はかなり微妙な色合いでしてライトグリーンと聞いて頭に浮かぶような色ではないです。黄緑系アースカラーといいますか、僕の画面だとPANTONE4515C、そんな色、渋くていいです。日本ではスコープだけ、海外ではヘルシンキのアルテックショップのみの取扱いとなるようです。Sサイズのみ2型、各600個発注しました。全く数が足りないようなこととなれば、追加生産を依頼するかもしれませんが、基本的には今回発注した600個が終わったら、次の色を考えたいと思っています。ただ、次の特別色についての予定は未定です。
雑多なあれこれをまとめると
いい具合でしたの報告
ビシッと美しいお部屋の様子を人気インスタグラマーさんの記事で拝見することが多い今日この頃。ハァ~、うちもこんな風にしたいわぁ、なんて憧れますが、実際そこまで完璧にするのも難しく、相当なこだわりとセンスがないと無理。私の様なパンピーにはハードルが高いわけです。家で使うあれこれ、愛用しているものが全てシャレオツであれば、自然とその集合体も美しくなると思うのですが、私が日々使っているドラッグストアアイテムはおおむねパッケージの主張が強い。つまりそういった物が集まると非常に雑多な雰囲気が強烈に生まれてしまうんです。とはいえ、それらを仕舞いこんでしまうと、それはそれで不便だから、すぐ手に取れる場所に置いてはおきたい。家の中にはそんな理由が積み重なり、生活感があふれていきます。例えば洗面所。お気に入りの歯磨き粉は激しめパッケージですし、綿棒やヘアブラシ等のむき出しをどうにかしたい。そこで試しにリーヒティエに入れてみたら、これがまたスッキリといい感じにまとまったのです。リーヒティエは深さもあるので目隠しにもなる、不思議なカーブには意外とフィットするものが多い、そして形が特徴的なので見た目も収納容器ぽい雰囲気が薄まります。ハンドクリームや化粧品などのボトル類がバラバラと立てられたメッシーの上にも、リーヒティエを配置。中に収めると色んなラベルがうまく隠れて雑多感減。ということで、ごちゃっとしがちなものを入れると具合が良いのです。余談ですが、洗面所に置いたリーヒティエホワイト。なんだか流氷ぽい雰囲気があるって思いません?なんか閃いちゃいまして、リサラーソンのシロクマを歩かせてみました。(スコープ成戸)
2022年8月25日
リーヒティエの中敷き
リーヒティエは陶器製のため、ガラス瓶などを収める時にカツンと音がするのはやはり気になります。慌てて放り込もうものならリーヒティエもろとも割れてしまうこともあり得るな~と思い、しばらく何かのオマケでもらったミニタオルを敷いていました。しかしサイズがぴっちりでないため、使ううちに中でクシャっとなったり、瓶が斜めになったりと、あまり使い心地がよろしくない。そこで、厚手のフェルトがいいのでは?と思いつきました。リーヒティエのグレーとのマッチングを考えてフェルト生地はブラウンに。リーヒティエの底面より少し小さめに鉛筆でラインをつけ、その線の内側でハサミカット。それでもやや大きめだったので、もう気持ちカットしました。かなりおおざっぱな仕事でしたが、ものの3分程で底面にぴったりとフェルトが収まり、2配色のカラーリングもいい感じ。3mm厚あればモノを仕舞う時も静かで安心です。ということでリーヒティエの割れ防止にフェルトを敷くの、おすすめです。そして上から覗いた時にちらっと見えるフェルトの色はリーヒティエとのコンビネーションで選ぶと楽しいです。ホワイトやブルーにぐっと派手な色を組み合わせてもかわいいんでないかと、次回作を妄想中です。(スコープ成戸)
細かな諸々ご確認を
サイズも大きいので仕上りは全体的に(特に裏)ザックリしています。ピンホールや黒点はありますし、ちょっとしたシミや釉薬ムラもあります。そして2022年スポット生産のライトグリーンは上の写真のように刷毛目のようなムラが特に多いです。つまり色々あるのですが、この物にはこの少しザックリした感じは似合っていますし、更にクオリティを求めましたら間違いなく価格が大幅に上がる結果につながりますし、そもそも僕らではどうにもならない領域ですから、こういう物だと理解していただき、そういったチョットしたことも含めてご理解賜わりましたうえでご購入ください。
- ブランド
- Artek (アルテック)
- デザイン
- Aino Aalto (アイノ・アアルト)
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- Small
A:W200×D160×H120mm / 約800g / 約2.2L
B:W185×D155×H120mm / 約900g / 約2L - 生産
- Made in Portugal
Riihitie Small
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A ライトグリーン
11,000円 (税込)
〈在庫限り〉あと 104個
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B ライトグリーン
11,000円 (税込)
〈在庫限り〉あと 52個
-
A ホワイト
11,000円 (税込) -
B ホワイト
11,000円 (税込)