



Artek / Stool 60 3本脚 : Paimio 90 Years Fundraising Editions
Tra-ra近くに置いてみた
全面ペイントされた天板にバーチのL-legを組み合わせたスツール60、天板を生地でカバーしたスツールのように存在感も強いので、1脚あるだけで、それはとても目を惹きます。個性あふれるスツールだから、バーチ天板やリノリウム天板のように1つの空間に溶け込ませるように複数のスツール60を設置して幅広く活用するより、ここに使いたいという場所を見つけ、ピンポイントで取り入れた方が似合うように僕は思います。それでコートスタンドTra-raに棚板を取り入れて収納量アップするのではなく、スツール60を組み合わせて台のように使うことを試してみましたら、これがかなりのマッチングで気に入っています。シンプルなワードローブの近くに強い色、それも自分の好きな色のスツール60が置かれ、そこに小物やバッグを置くというのはナカナカ良い見栄えです。もし自分の好きなエリアがサッパリした雰囲気でしたら、そこに1つ強いカラーのスツール60を置いてみるのは良いんじゃないかな?って思います。それはTra-raに限らず、FattyContainersが並んだ場所のように色のない場所に加えれば、自分好みで個性的な空間になってくれると思うのです。写真みたいにスツール60の脚を1本だけTra-ra枠内に入れ込んで設置しますと、少し一体感が生まれたように見えて何だかいい感じでした。その置き方、凄く気にいっています。

パイミオサナトリウムアニバーサリー
スツール60特別モデルのカラー
1933年にアルヴァ・アアルトによってデザインされたアルテックを象徴するスツール60は、デザイン史上、もっとも愛され続けている製品のひとつです。パイミオのサナトリウムのインテリアには、壁画やステンドグラスのアーティストとして知られるエイノ・カウリアとの協働により、鮮やかで印象的なカラーが選ばれました。アルテックは、アルヴァ・アアルト財団の研究プロジェクトに基づき、パイミオサナトリウムの最下層階に現存する壁に配された3つの色を選び、スツール60の特別モデルを作りました。選択された3つ色、森林浴の緑「フォレストグリーン」、新鮮な空気の青「スカイブルー」、そして日光浴の黄色「サンイエロー」は、サナトリウムで過ごす日常に置いて、患者を癒すために必要不可欠な要素として配されたカラーです。

パイミオサナトリウムアニバーサリー
スツール60特別モデルの販売
パイミオサナトリウム竣工90周年を記念するパイミオサナトリウムアニバーサリーシリーズは41アームチェアパイミオとスツール60の特別モデルがラインナップされています。2013年にスツール60誕生80周年を記念して発表されて現在も生産されている《スツール60 パイミオカラー》とは異なる3つの色が選ばれています。また、裏面のステッカーには「PAIMIO SANATORIUM ANNIVERSARY EDITION」と記載されています。販売はArtek HelsinkiとArtek Tokyo Store、フィンランド、日本、韓国、オーストラリアの一部パートナーショップのみでの取り扱いとされていまして、日本ではArtek Tokyo Store、Artek Japan公式サイト、Scope限定での発売です。スツール60特別モデルは台数限定ではありませんが、2024年6月までの最長1年間限定、または在庫が無くなり次第終了とされています。スコープでは各300脚仕入れましたから追加する予定はありません。


証明書を飾りたいから
フレームを作ってみた
アーティストのエイノ・カウリアがパイミオのサナトリウムのために描いたカラーパレットがあり、そのカラーパレットが印刷された正規品証明書(148×210mm)が付属しています。そして、この証明書はスコープ的生活では良い飾りになると思っています。特別モデルを作るなら飾ることができるオマケを付けて欲しい、そんな僕のリクエストから作られた物ですから。で、現物を手にして思ったのです。このカードだけ手元にあっても飾ることはないんだけど、フレームに収まっていたら飾りたくなる。それで正規品証明書用のフレームを作り、スコープで購入してくれた皆様にプレゼントしようと慌てて準備しました。無塗装のアッシュ材を使った幅12mmのフレームは厚さが25mmあるので自立しますから飾り易いです。ただ、かなり突貫で作りましたので詰めの甘い部分もあり、カードを額に収めると裏の止めが少々キツイ!厚みがジャストでない感は否めません。そこはどうか大目にみていただき飾ってやってください。※オマケのフレームが不要な方はご注文時に備考欄へ「フレーム不要」とお書き添えくださいませ。

- 材質
- アッシュ 無塗装
- 寸法
- W166xH228xD25(金具含D29mm)
- 生産
- Made in Japan

パイミオサナトリウム財団へ
1脚につき30ユーロ寄付されます
1933年6月、フィンランド南西部のトゥルク近郊、パイミオ市の松林の中にパイミオサナトリウムが竣工しました。アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトにより、結核患者が療養する医療施設として設計されたパイミオサナトリウムは、患者の療養に必要な要素に合わせて細部に至るまで細やかな配慮が尽くされていました。アアルト夫妻が手掛けた家具の中でもっとも有名なデザインのいくつかは、パイミオのサナトリウムのためにデザインされたものです。患者の身体と心を癒すという目的をさらに助長するため、インテリアには多彩な色の組み合わせが選ばれ、配されました。パイミオのサナトリウムは、1960年代まで結核患者の療養所として、その後2010年代まで総合病院として使用され、2020年以降は建築物と家具を管理し保存すること、施設の新たな使用方法の開発を目的として設立されたパイミオサナトリウム財団によって管理、運営されることになりました。そして今回発売されたパイミオサナトリウムアニバーサリーシリーズにはパイミオサナトリウム財団への寄付が含まれます。41アームチェアパイミオは1脚につき500ユーロ、スツール60特別モデルは1脚につき30ユーロが財団へ寄付され、アアルト夫妻が残した貴重な遺産を後世へと引き継ぐために役立てられます。

2024年1月22日
サンイエローとイエローラッカーの色味の違い
先日、本店の掲示板で「パイミオサナトリウムアニバーサリーのサンイエローとラッカーのイエローはどのくらい色味が違いますか?」と質問をいただきました。確かにその違いは気になる!ということで、さっそく実際に比較をしてみたのが上の写真。左奥がサンイエロー、手前がイエローラッカーです。サンイエローはややオレンジ味があり、イエローラッカーはザ・黄色という感じの色味。また、パイミオアニバーサリーは塗料が厚めなのか座面の木目はほとんど分からず、つるっとした質感なのに対し、通常のラッカーやオールラッカーは薄っすらと木目が見えるのも違いのひとつです。(スコープ松尾)
- ブランド
- Artek (アルテック)
- デザイン
- Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)
Q&Aのログ
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スツール60の誕生は1935年で、当時は3本脚のみでした。その後1970年代になり4本脚が登場します。3本脚はオリジナルの形であるだけでなく、ガタツキなく、スタッキングも無限に可能で、見た目にもカッコよく、脚も1本少ないですから価格も少しお手頃と魅力的です。ただ、唯一安定に欠けるという問題があります。知っていれば危ない事もないのですが、脚と脚の間の縁に極端に力を掛けるとコケます。ですから普通に座る分には良いのですが、妙に浅く腰掛けたり、深く腰掛けたり、手をついたりしますとグラっとくる事があり、時として倒れます。4本脚も倒れないという訳ではありませんが、3本脚よりは倒れにくいです。ですので、小さいお子様が予想外の使い方(つかまり立ちしたり、乗ってしまったり)した場合、バランスを崩して転倒してしまうことがありますので、お子様が使う前提であれば4本脚をオススメします。そういった事を知らない人が使う場所であったり、そういった事を理解できない人が使う場合は倒れる危険性もありますから4本脚が良いと思います。
商品スペック
- 材質
- バーチ (ラッカー塗装)
- 生産
- Made in Finland
- 備考
- 組み立て必要 15~30分
こちらのスツール60は未組立です。組立希望の場合はご注文時「無料組立サービス」を希望してください。希望された場合、キャリーアウェイ用のボックスは付属しません。
購入前に確認ください
- 天板側面いくつかの木材パーツを組んで構成されています。接合部にわずかな段差があり、ラッカー塗装した場合でもその段差が現れます。
- 天然木を使用している部分は、一点一点の木目の見え方が異なります。
説明書ダウンロード : Stool 60
Stool 60 3本脚 : Paimio 90 Years Fundraising Editions
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スカイブルー+バーチ
40,700円 (税込)あと 75個
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サンイエロー+バーチ
40,700円 (税込)あと 37個
おつかれさまアイテム ※ 以下は販売終了した商品のため、入荷の予定はございません。
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フォレストグリーン+バーチ

