Artek / 901 ティートロリー
実は使いどころ満載
ティートロリー
アルテックのティートロリーは、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトが旅するなかで出会った、イギリスの紅茶文化と、彼らが感銘を受けた日本の木工技術や建築から着想を得てデザインされたそうです。そんなティートロリー、当然ずっと前から見知った物ではあったのですが、実生活へ取り入れることが遠くに感じられる家具でもありまして、なかなかコレを持つなんてことは考えもしませんでした。そもそも《ティートロリー》を必要とするようなハイソサエティー的生活はしていない。これは流石にゆとりがあり過ぎるだろう、そんなイメージを抱いたまま最近まで生きてきてしまったのですが、フィンランド出張で目にした光景、そして実際にスタッフが愛用している光景を目の当たりにして、僕の中でのティートロリーは180度回転を決め、今ではとっても便利な家具という立ち位置にあります。初対面では付き合いにくそう、気が合わなそうと思って避けていたんだけれど、今や大親友というような話です。この901ティートロリー、お気に入りを飾る場所として使いますと、実に素晴らしい物であり、使いどころ満載な物となるのです。
フィンランドの住宅では出窓にアートピースやガラスオブジェを飾っているのをよく見ます。それが僕にとっては実に羨ましい光景なのですが、日本の住居にはそうそう立派な出窓はありません。ガラスオブジェやアートピースを持っていても、飾る場所難民となりがちというのが正直なところです。飾棚を置くことを考えたこともあるのだけれど、収集したオブジェやアートピースと相性の良さそうな飾棚という物がそもそも見つからない。かといって中身がよければ!と勢いに任せて適当に取り入れても、出窓に飾ったような美しい光景にはなりそうにない。また閉じられた場所にガラスオブジェを飾っても、暗くてイマイチ絵にならないだろう。高いハードル、飾る場所問題。そこに901ティートロリーを組み込みますとバッチリ解決、清々しいほどに大問題を解決してくれます。フィンランドのガラスオブジェ、スコープでアートピースや花瓶を買い集めていたら、これほどバッチリな飾る場所はナイというぐらいにバッチリです。これは出窓に匹敵するのでは!?家具として考えれば大きくなく、置く場所も見つけ易い。でも十分に飾ることはできます。トレーのような天板は、古くはリノリウムが貼られていたり、現行ではブラックも存在しますが、飾る場所として使うならホワイト一択、天板はホワイトがいいです。(バーチ天板があれば二択ですが、今は存在しないですしね)これは知人の受け売りですが、ガラスを飾るならホワイトが映える、何を飾っても綺麗に見える。物を飾るのなら901ティートロリーがあると便利、そんな風に飾る場所として使うのなら天板はホワイトが超ベリーグッドです。
更に使える
ティートロリー
飾り棚として使うと素晴らしい901ティートロリー。それに加えて901には下段があり、綺麗な物たちの収納スペースとしても大活躍します。いくつもあると収納場所に困ってしまう花瓶や大きなガラス器ですが、それを詰め込むだけで絵になっているように見えます。かなり雑多になっていたとしても、それでいい感じに見えてしまう。なぜだ、なぜなんだ。なぜだかイイ感じに見えてしまうのです。絵になるオープン収納付き飾り台、実にうまい話しです。置いた物を取り出しやすく、置きやすい。そしてティートロリーに色々と物を詰め込んでいっても、不思議と生活感はでず、とても素敵に見える、最高です。また日々コロコロと動かすことはなかったとしても、たまに掃除機をかけたり、モップで拭きたいと思えば、コロコロ移動させることが気軽にできるので、掃除もし易い。試したことはまだないのだけれど、観葉植物を飾ったりしていれば、日の当たる場所に移動させたりといったことが実に簡単にできるなーって用途は結構な広がりをみせております。そういった広がる物はいい物なんです、きっと。
ティートロリー
値段が高くなる理由
バーチ材の合板を柔らかく曲げ、無垢の木の風合いのような滑らかな見た目に仕上げる「ラメラ曲木」という特別な技法により作られたループパーツ。アルテック製品豆知識ではありませんが、このラメラ曲木のループパーツが実に手間のかかる部分で、このパーツが含まれるとお値段が高くなる傾向にあります。そして、あまり多くのアイテムには取り入れられてないパーツでもあります。このティートロリーは二つの大きなループパーツが二枚の天板を支える、アルテック的リッチ構成、確かにサイドのループパーツがあることで、より特別な雰囲気を放っているように感じます。言われるまでは気づかなかったけれど、曲木のループパーツってそんな見る物じゃない。
- ブランド
- Artek (アルテック)
- デザイン
- Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)
商品スペック
- 材質
- バーチ(ラッカー塗装) 天板・棚板表面材:ホワイトラミネート 車輪:MDF(ラッカー塗装)、ゴム
- 寸法
- W900xD500xH560mm / 約18kg ※上下段の間の高さ 約315mm
上段天板 W800xD500mm / 下段天板 W800x D420mm - 生産
- Made in Finland
- 備考
- 組み立て必要(車輪のはめ込み)5~10分
説明書ダウンロード : 901 ティートロリー / 組立て方
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。
遠目で見たら特に大きな個体差はない901ティートロリー。しかしながら、近くによって見ると木目の違いが結構あります。それぞれ見たいのはディテールだけ。ということで、始まりました個別販売の新スタイル。この木目良い感じじゃない?という部分をピックアップして個別撮影しています。全体像は共通の画像ですが、細部をチェックして気に入った個体を選んでみてください。
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0042
377,300円 (税込) -
0043
377,300円 (税込)販売終了しました
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0044
377,300円 (税込)販売終了しました
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