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Emilia ボウル15cm

Arabia / Emilia ボウル15cm

いい深さ、いい大きさ

メインプレートではなくメインボウル、食卓の主役になるようなエミリアボウル15cm、かなり使えます。直径は15cm。見た目よりコンパクトですが、深さがあって垂直に近い立ち上がりだから、なかなかの大容量です。同じ直径のティーマシリアルボウル15cm（満水容量500ml）と比べると、ひとまわり、いや二まわりぐらい大きな印象で、満水容量は815mlあります。つまり、シリアルボウルの1.5倍以上の容量です。ティーマのシリアルボウルを主役として使うには少し小さく感じますが、エミリアボウル15cmならしっかりと主役になってくれます。特にスープがメインの食事では抜群です。北欧に行くとビーツを使った料理をよく目にするので、ビーツのスープを作ってみました。調べてみれば、ビーツはとても栄養価が高く、「食べる輸血」とも呼ばれるスーパーフードなのだそうです。カリウム・鉄・葉酸・ポリフェノールなどの栄養が沢山含まれているし、強力な抗酸化作用もあって老化も防げるみたいだから、積極的に食べていきたい食材です。ただ、スープにビーツがゴロゴロ入っているのは苦手なので、食べやすい方法はないかな？と調べたところ、ポタージュのレシピを発見しました。ビーツと玉ねぎとジャガイモの薄切りを炒めてから煮込み、最後にガーッとハンドブレンダーで攪拌。豆乳を加えたら、冷蔵庫で冷やせば完成する冷製スープです。ビシソワーズの様な味でとっても食べやすく、ビーツを加熱する際に溶け出すビタミンも捨てずに使えて栄養も逃さずキャッチ！暑い夏にスッキリいただけるスープのバリエーションが増えました。赤いスープが、エミリアの雰囲気にピッタリ！ぜひ夏バテしそうな日々にはビーツのスープをどうぞ。レシピはこちらを参考にしました。

キッチンに置いておくと使える

調理中にでる野菜くずでスープの出汁をとったり、糠漬けに使ったりするので、捨てずに一旦置いておくのですが、その容器としてエミリアボウル15cmがいい仕事をします。調理に使う野菜はパルスビーボウルやユーズミーに入れることが多いのですが、いろいろな野菜くずをゴッチャに放り込むには、ある程度の容量があって、口が広くて寸胴に近い形状、中が白くて見やすいエミリアボウル15cmが凄く調子いいんです。そしてなにより、キッチンにエミリアが紛れていると、少しフィンランドの風が吹くのか、場の雰囲気も素敵になります。ボウル15cmに使われている図案は、ビンテージのボウルに描かれていたモチーフと同じです。このモチーフが凄く可愛らしいので、以前ビンテージを見つけたとき心惹かれました。でも、ビンテージのエミリアボウルは少し変わった形状をしているので、どう使うかイメージしづらい。それに比べて、現行のエミリアボウル15cmは食事だけでなく調理器具としても活用できるし、食卓で必要になるガラ入れとしても使えそう！とにかく使うイメージが広がっていきます。実際、1つ持っていれば想像以上に出番が多くなっていくアイテムなのです。

エミリアのどんぶり

エミリアボウル15cmは、どんぶりとしても大活躍です。パスタにもいいですし、カレーにもいいですし、タコライスやポキ丼、ローストビーフ丼、そんな洋なる丼たちにバッチリ！とってもよく似合います。また、サラダボウルやアサイーボウルも、このサイズがちょうどいいんじゃないかと思います。用途が似ているアイテムは、人気のティーマディーププレート21cm（満水容量850ml）です。でも、どんぶりとしてはエミリアボウル15cmの方が、形状もイメージに合っていると思います。また、ラーメンどんぶりとして使うことを考えると少し小さいです。ラーメンどんぶりの目安は1000ml以上なので、少し容量が足りません。ただ、スープを減らせばいいだけだから、ラーメン用に使うこともできると思います。

2025年のEmilia

北欧ビンテージのなかでも、1957年から1966年まで生産されていた、ライヤ・ウオシッキネンのエミリアは特別な人気を誇っています。そんなエミリアが2023年、アラビア150周年を記念して復刻されました。それも一気に9アイテム。そして2025年には、マグ0.5L、プレート15×19cm、ボウル15cm、プラントポット120×140mm、パイディッシュ28cmの5アイテムが追加され、全14アイテムへと広がりました。当時とまったく同じものが再現されたわけではなく、現在アラビアの定番として生産されている食器にエミリアの図案が施されているため、エミリアに新たなバリエーションが加わったような復刻です。昔のエミリアをたくさん持っていると、ついビンテージの方が良いと思ってしまいますが、新しいエミリアを使い始めると、これもまた可愛らしくて魅力的です。その理由は、今のアラビアの定番として使われている食器の形状が、エミリアの装飾とよく合っているからだと思います。そして、気兼ねなく日常使いできるのが素晴らしい。現行エミリアを愛用していると、ヴィンテージのエミリアも、より素敵に見えてくるような気がします。なお、2025年に追加された5アイテムに関しては、通常のバックスタンプが使用されています。