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ラインナップ
Stool 60 ウスタヴァ

FIN / JPN
フレンドシップ コレクション
スツール 60 ウスタヴァ

2019年は、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年にあたり、アルテックから特別なコレクションがリリースされますが、最大の目玉は2019年に先がけ2018年12月リリース「Stool60 Ystävä / スツール60ウスタヴァ」でしょう。「Ystävä (ウスタヴァ)」は、フィンランド語で「友達・友人」を意味していまして、フィンランドと日本との深い親交を祝った特別なスツールです。でも、これってスツール60のバーチじゃないの?何が違う?値段が普段より手頃になっている?違いがわかりづらい。確かにバーチはバーチ、それで正解なのですが、定番のスツール60バーチとは材料の使い方が違います。近年のスツール60は表面に綺麗な材を選別して使用しています。しかしながら、このスツール60ウスタヴァについては、普段は目立つ場所に使われる事のない材も選別することなく、自然素材の個性と風合いを感じられる材、そのままを使用し、今では特別仕様、何十年も遡れば一般的な仕様(じゃないのかな?)、そんなスツールが出来上がりました。スツール60バーチなんだけれども、あえて自然のままの節や模様のある脚が含まれています。 そして座面裏には、アイノ・アアルトのテキスタイル「Kirsikankukka/キルシカンクッカ(桜の花)」のモチーフから作られた、特別なシンボルマークがスタンプで押されている。材を選別せず無駄をなくし、その上で自然そのままの個性的なスツールが出来上がる。そして裏面にはシールではなくスタンプ。何から何まで完璧なるスコープ好みなスペシャル企画、誰が考えたんだろう?スコープ的には、このスツール60ウスタヴァを是非手にしておいて欲しい。その理由は次につづく。

Stool 60 ウスタヴァ

ツラツラツラーっと
紀貫之 番外編
知らない物の良さは知りようがない

松茸のフライが美味しいと言われても、それを食べてみなければ美味しいかどうかなんてわからない。知らない物の良さは知りようがない。南国のピッピっていうフルーツがうまいだとか、オリエンタルパフュームってカクテルがうまいだとか言われても、それがうまいかどうかなんてのは誰にもわからない。何故なら、それらは僕が今、適当にでっち上げたフルーツとカクテルであり、実在しないのだから、うまいもクソもない。ツラツラ書いたドレもコレも、僕にとっては同じような事なのである。今のスツール60だけを見ていたら、節があるのがイイだとか、木目が出ているのがいいだとか、黒い筋が出ていたり、色が一部違ったりするのもいいもんだとか、いくら情報ばかりを耳にしても、それがいいかどうかなんて判断できないだろう。僕自身、何故それを良いと感じたかといえば、資料収集という目的のもと、馬鹿みたいにビンテージを買い集め、それらを日々使い続け、何年も眺め続けた先に、そんな事を思ったというだけなのだ。大体、ビンテージを買う時に、この材の節かいいだとか、そういった話をフィンランドでは聞いた事がない。経年変化の具合がいい、素晴らしいパティナだといわれるぐらいだ。

Stool 60 ウスタヴァ

ただ、僕が愛するスウェーデン製スツール60だとか、1940年代のチェア69を愛用しまくっている日々において、その何処に魅力を感じているかといえば、節だとか、特徴的な木目だとか、つまりは目に留まるナニカなのだ。モニカではない、ナニカなのだ。吉川が歌っているモニカでもナニカでもない。ナニカある物とナニモない物とでは、好きの深度が違っていた。やはり、僕はナニモないより、ナニカあった方がイイ物だと感じる。僕が痩せた時に、なんだかつまらなくなった、普通になった、オーラがなくなったといわれ、売上にも影響したのだが、その時の僕はナニモなく、その後リバウンドで見事に輪をかけ太り、毛が長い上に、毛が薄いという特徴を強く重ねられたから、ナニカあったんだと思う。多くの人の目に留まり、記憶に残り、それはショップのカラー、特徴、つまり記憶の断片になったのだと思う。「いい国作ろう鎌倉幕府」で年号を覚えるみたいな事と少し似ている。そしてスツールの節とも少し似ている。

Stool 60 ウスタヴァ

ヴィンテージを写しているわけではないのだけれど、このスツール60ウスタヴァには、古いアルテック製品の魅力が備わっている。そんな強力で珍なる現行品だ。ヴィンテージ最大の魅力は真鍮マイナスネジでもレイヤーの数でも、何年代という情報でもない。つまりウンチクではなく、無駄なく材を使った先に生まれる家具の表情なんだと僕は思う。スコープ別注のリノリウムに続き、ウスタヴァでバーチにも良い仕様ができたじゃない。これを1脚2脚3脚4脚5脚6脚と手元に置いて眺め、使い続けてみれば、これがイイという特徴的な数脚が出てくるはずだ。何故6脚かといえば、不思議なことに僕が大事にしているスウェーデン製スツール60は、過去に2回購入したのだけれど、そのどちらも6脚セットで見つかり、それを今も僕は大事にしている。いいセットなのだ。その6脚積まれた様が気に入っている。ただそれだけの話で、あわよくばという話でもある。

Stool 60 ウスタヴァ

ちなみに、ここまで書いておいて、実はウスタヴァってのは僕のでっち上げなんですわ!販売される物ではないんですわ!ナンテ結末には至らないからご安心を。でっち上げるにはウスタヴァ、つまり友なんてマジな名前はキツイ。ずっと使い続けた先に旧友のような存在となるスツール、ウスタヴァ!そんなマジ過ぎる名前では面白みゼロなのである。神経質な現在においてリリースするには勇気のいるアイテムだから、手にする機会もそんな常にあるわけではない。ここは逃さず手にして、使って知って欲しい。そして今後の物の良し悪しを組み立てる一つのナニカかモニカにして欲しいと心を込めて祈願しまして、発売の挨拶とかえさせていただきます。

ブランド
Artek (アルテック)
デザイン
Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)

商品スペック

材質
バーチ 座板表面材:バーチ突板仕上げ(ラッカー塗装)
寸法
W400×D390×H440mm / 約2.7kg / 座板φ350mm×T28mm
生産
Made in Finland
備考
座面裏スタンプ:DESIGN ALVAR AALTO ・ MADE IN FINLAND・2018 / 2019

おつかれさまアイテム ※ 以下は販売終了した商品のため、入荷の予定はございません。

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    ウスタヴァ