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東屋 / お手掃き

ニッチな用途に上等な道具
流石に手がでにくいのだが
そんなお手掃きを手元に置いた。

書いたり描いたりの仕事が多く、いつもB4の方眼紙と、消しゴム付きシャープペンシルを手にとにかく書いて消して働いている。これで特に問題もないのだけれどケシカスの処理だけは、毎度引っ掛かる。ケシカスというのは少し集めにくいのだ。最近、特にケシカスを片づけることが多くもなってきたので、簡単に綺麗に片づける事ができないだろうか?と、そんな事を考えるようになった。それでサンプルを仕入れておいた東屋のお手掃きを試した。するとこれが実に丁度いい具合に使える。もっと早く使っていれば良かった~なんて東屋物によくある、毎度の明るい後悔が今回も起こったものだから、これまた末永愛用だろう。正直、いい物というのは見た目にも感じていたのだけれど、わざわざ買わなくてもいいとも思っていた。余りにニッチな用途に向いた上物は、これがなくては!という差し迫った状況でもないのだから、なかなか手もでない。値段も高いから、多くの場合はそうなる。それがサンプルを仕入れて発売までに相当な年月が経過した理由でもある。非常に小さな事柄をキッカケにその上等な物を使い始めた。花瓶周りに落ちた葉や花粉や小さな実のような落物、こぼれたコーヒー豆の粉。そんな物から、愛用のノートパソコンに溜まった埃を掃き出すのにもよかった。諸々フィルターも綺麗にできる。これぐらい軽くて使い易い、掃除道具が手近にあるというのは余り経験がないというだけであって、便利なのだ。想像以上に使いどころが多い。それに気づいてないだけ。使うといい。テーブルのサイドに虫ピンでも打ち込み、すぐ傍に掛けておきたいぐらいに今は気に入って使っている。こういった縁遠く感じるような物程実際に使ってみると癖になり手放せなくなるんじゃないだろうか。僕にとってはヘルシンキで食べたレバノン料理のような事に近い。食わず嫌いが今は好物だ。

売り文句がなくてもわかる
一見して違う物
使い込んだ様も絵になる物

使い勝手も満足なのだが、そもそもパッと見ただけでオッと感じる上品さがある。普通の物ではない。塵取りは小ささ以上に軽さが際立つ。高級材の秋田杉柾目材を吟味し、釘や接着剤を使わず『指物(さしもの)』という伝統的な手法で作られている。装飾を排した簡素で実用的な江戸指物。江戸時代中期より武家や町人、商人に愛用され、それが今に続いている。無塗装なので、色の濃い物を乗せればシミが残る事もあるそうだが、乾いた場所で使っているので、そんな経験は今の所ない。シミが付いたとしてもこれだけの物であれば、それもまた一つの味わいとして楽しめるだろう。良い材を使い、綺麗に仕上げられた物は使い続けた様も良いから気楽でいい。使いにくく満足できる物の少ない塵取りだが、これは満足いくのでご安心を。ゴミも引っ掛からないし、使い心地も引っ掛かる所もなく、うまく使えます。箒はメキシコの竜舌蘭から採った天然食物繊維のパキンを無着色、無加工のままステンレスで束ねている。塵取り上面の穴に通しセットで掛けておけるようにと、組みひもが取り付けられていて、その位置がまた絶妙で実に洒落ているなと思うのです。

アナログな大人だけじゃなく
子供や祖父母にもいいじゃない
秋田杉柾目材を知るためにも。

机仕事で紙の切り屑やケシカスなどが多く発生する人は、これを傍に置くととてもよいのですがデジタル技術が圧倒的に発展した世の大人は僕と違い、ケシカスな状況にはならないでしょう。では、子供の勉強机、そして祖父母の数独机あたりはどう?子供がこういった日本の美しい道具と共に育っていけば物を見る目も確実に育つだろうし、祖父母は良い物を見る目をお持ちでしょうから、渡せばきっと喜んで使ってくれるでしょう。どちらも良い結果をもたらし、うまい流れとなるでしょうから、子供、老人、そして僕みたいな人におススメしたい。ちなみに秋田杉柾目材は高価で希少。小さな食器棚を作ろうと思っても、材料がなかなか手に入らない。大きな物を手にするのは大変だけどこうした小さなものをいつも手にして価値を肌で感じる、良材に接するにはこんな小さな物を身近に置くのもいいんじゃないだろうか。

東屋 (あづまや)
塵取り:井上木芸
箒:昇苑くみひも(しょうえんくみひも)
高田耕造商店 (たかだこうぞうしょうてん)

商品スペック

材質 箒:パキン、ステンレス、絹
塵取り:秋田杉
寸法 箒:W90xH125×D15mm 35g
塵取り:W125xH115×D33mm 35g
生産 Made in Japan

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東屋 お手掃き

  • ¥13,200(税込)