東屋 / ふきん
奈良の蚊帳生地を使った
東屋のふきん、3枚入
目が粗い平織りが特徴の蚊帳生地を8枚重ねているので使い込んでいくうちに生地にヨレが生まれ柔らかくなり少しづつ手に馴染んでいきます。吸水性に優れているのは当然、洗い流すだけでも汚れはそれなりに落ちてくれて、臭いも付きにくく、丈夫で長持ちする東屋のふきんです。とても綺麗な白いふきん、おろしたてを食器拭き専用として使っても変な感じはしないです。使い始めの1枚を採寸しましたら28×28cm、厚みもあって台拭きと聞いたら頭に浮かぶバランスですから、台拭きメインで使い始める方も多いと思います。汚れがひどくなってきたら漂白して白く戻し、白さと清潔感を保つという使い方が向いたふきんです。僕自身はキッチンリネンを白く保つことを少し無駄と考える節がありますから、ハウスタオルキッチンのような方向「汚れたんじゃなくて染めたんだって思う」を考案してますが、そこは人それぞれ好みです。洗って清潔に使い続ける点で違いはありません。ただ、ふきんや台拭き、キッチンリネンに付いた色をどう捉え、どう付き合っていくのか?そこは好みだと思いますから、各々に合った方法で付き合っていけば良いと思います。このふきんが良いなと思う点は、台拭きとして使い続けてどうにもクタビレてきたら、そのまま雑巾へと用途変えし易い点です。そこは何でもそうだろうと思われるかもですが、そもそも雑巾としても使い易い厚さとサイズで作られているから用途替えし易いんです。タオル、大判のフキンやティータオルを雑巾に作り替えるには縫製のひと手間、家庭科の時間を必要としますが、これはその必要がない。綺麗に保ちながらふきんとして活用し、汚れてきたら雑巾へと使い替えてくことが簡単なふきん、無駄がないです。奈良で約300年に亘って麻の製造・卸をしている中川政七商店さんにより製造されています。
パリパリからクタクタ
開封したばかりのふきんは糊がついているので板状のパリパリです。ですから、まずはふきんについた糊を落としましょう。洗うことで糊は落ちますが、水よりお湯、熱い方が糊の落ちは良いようです。ですから水道から出てくるマックス熱いお湯をたらいに張り、そこにふきんを沈めて少し放置、熱湯風呂ではないお風呂程度の温度、触れるぐらいになりましたら手で揉み洗いします。するとお湯が白く濁りますので、一度お湯を捨てます。そこからは手で触って熱くない温度(40度より少し熱いぐらい)でふきんを洗い流し、たらいにお湯をはって揉み洗いするを何度か繰り返し、白く濁らなくなったら良しとしています。何度かお湯を入れ替えて揉み洗いする必要がありますから、これぐらいの方法が楽でいいです。それでもどうにも糊が落ちていない気がする!という人は煮てみたらいいと思います。そこは好みでどうぞ。新品、そして糊を落としておろしたてホヤホヤ、使用後2ヶ月、実物を比べますと全体的に縮んでいくのが分かります。使っていくうちに繊維がよれて縮み、吸水性が上がりしっとりとした柔らかさになっていきます。
和食器とふきん
ふきんを熱い土鍋の蓋を持つミトン替わり使うことがあります。特にここはどんな布でも良いとは思うのですが、鍋の時には白いふきんが置いてあって、それで蓋を掴みましたら雰囲気が良いので、そう使ってしまうのだと思います。食卓を構成するアイテムが、楽しい食事を演出してくれるのですから、そのアイテムはコレと決めてしまうより、周りの物に合った物をできる限り選んだ方が素敵なテーブルとなり食事も調理も楽しくなると思います。そう考えた時、鍋の蓋を掴むのは白いふきんがいい感じです。ふきんが調子よくなければ、その時は代打に手ぬぐいとなります。
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- 製造
- 中川政七商店 (なかがわまさしち)
商品スペック
- 材質
- 綿50% レーヨン50%
- 寸法
- W340×D300mm / 約35g
- 生産
- Made in Japan
- 備考
- 3枚入り / 漂白剤 ○
パッケージは薄紙で丁寧に包まれ、表書きが捺印されています。手で押された捺印はインクのにじみ具合が1点1点異なり手仕事の温もりを感じさせてくれる粋なパッケージとなっています。
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3枚入り
1,540円 (税込)