長期欠品アイテム
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食器
丸鏡五寸波兎

東屋 / 丸鏡五寸波兎

クラウスによる波兎
まずは新型の丸鏡五寸にて

なかなか進められずにいた印判鳥獣五画や印判小皿カッコーの続き、クラウス・ハーパニエミのグラフィックを取り入れた和食器を作る計画ですが、2022年12月ようやく再始動です。今回、クラウスには多くの兎が描かれた1枚の絵、それも全て手描きでお願い！とリクエストしています。その絵が布になって2022年冬に発売、その布に描かれたウサギ達が色々な和食器に飛び跳ねて2023年続々登場！それが僕の筋書きだったのですが、完成した作品は実際に布の幅やリピートを考えると布化するのが難しい。そしてリピート柄ではなく1枚絵にしないと使いづらい作品のようにも感じたので、コレはひょっとすると手ぬぐいが一番なのか？長さ3メートル超えるけど1枚布に仕上げてみるか？でも紙にプリントしてみればリピート柄もよく見えてくる。揺れに揺れる日々ですから、布が完成するまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。だから、まず和食器を作ろう！そちらは僕ではなく東屋さんに頑張って貰いました。今回の絵柄は銅板転写ではなく手彫りのスタンプを捺して絵付けしています。そして輪線は手描きです。また猿山修さんにより、新しくデザインされた型が使われています。お皿の名は「丸鏡五寸波兎」波の上を跳び跳ねる兎ではなく、お腹の柄が波になっている波兎です。グラフィックでは強いウサギも、スタンプで捺されるとボンヤリ滲んで柔らかくなり、実によい雰囲気となります。これはホントいいお皿ができてしまいました。

五寸皿が抜けていた

スコープで取り扱っている食器と、僕が好きで集めている古物を取り混ぜて生活し、スコープで取り扱っている食器に欠けている物、空いている穴を見つけだす日々を続けています。それで今更ながら気付いたのですが、おっとスコープのラインナップには五寸皿が抜けている。だから古物で頻繁に使うのは五寸皿、骨董屋で目を惹き手が伸びるのも五寸皿が多いです。バリエーション豊富な印判小皿はほぼ四寸皿、それより小さな小皿群は三寸皿、印判豆皿、木瓜小皿、藍九谷プチ印手、三寸皿Lehti（ノベルティ）、なかなか充実しています。そして五寸皿を一つ飛ばして六寸皿印判鳥獣五画、それより大きな器はまた充実しています。つまり五寸皿がスカッと抜けている。そして食卓に五寸皿、つまり15cmぐらいのお皿が加わりますと今スコープがラインナップしている和食器群が飛躍的に使い易くなり、食卓の見栄えも素晴らしく良くなります。それで五寸皿のラインナップを充実させるべし！そう考えていますから、これから充実の予感です。印判小皿ほど積み上げる必要はないと思いますが、1人1枚は欲しいサイズです。Teemaも五寸のプレート15cmが断トツ人気アイテムですね。

丸鏡とお菓子

厚手か薄手か、と聞かれれば薄手なお皿だと思います。薄手で軽くて丸鏡って名前だからか余計に上品な雰囲気で、料理ばかりでなく、お菓子用のお皿として使っても良いです。小さな和菓子は器の選択肢も多いのですが、大福や草餅など大きなお菓子もありますから、丁度良いサイズの菓子皿がなくて困ってしまいます。そんな時、この五寸皿がバッチリです。また、小振りなお菓子でしたら2個乗せても、いい雰囲気になってくれました。それはお皿に兎が二羽いるからなんじゃないかと思うのです。二つお菓子が並ぶ様子もとても素敵です。丸鏡という名前だから余計にかもしれませんが、内側の輪線が引かれた内側部分（直径10.5cmぐらい）、少しだけ段になって下がっている平らな部分、そこにお菓子や料理が納まるように見えると綺麗です。上品というだけでなく、縁起も良さそうに感じます。丸鏡っていい名前です。

コロッケのお皿

上品で少し立派な雰囲気がありますけれども、だからといって和菓子や上品な料理しか似合わないわけではありません。コロッケを1つのせてソースをかけて食べる、そんな使い方もよく似合いますし、そんな使い方が凄く気に入っています。是非、幅広く使ってあげて欲しいです。また、薄くて軽いので、枚数を積み上げてもそこまでの高さにも重さにもならず、持ち運びも取り扱いも手軽ですから、取分皿として凄く活躍します。大人数で食卓を囲む時には枚数も増えるので、その手軽さは魅力です。