

東屋 / 光春 海鼠釉 皿
主張しない手挽き
個性的でない手挽き
作家さんの作品というような個性あふれる手挽きの器もいいけれどそればかりが手挽きというわけでもなく自己主張のない、特別な意匠でもない普段使いに向いた手挽きの器という物もあります。でも、そんなシンプルなお皿は、わざわざ手挽きでなくてもいい、なんて声が聞こえてきそうですが確かに知らないうちは、それでもいいと、そう思います。でも知ってしまうと、手挽きの方に魅力を感じるわけです。そして手挽きのこんな綺麗な平皿、それも買い易い価格の物なんて探してもなかなか無いものですよ。ただ、この非常にシンプルな形ゆえかあまり人気がなかったようで廃番に。一見すると、安くて似た感じの物がありそうに思えるから売れなかったのかもしれません。渋いラインだから仕方ないといえば仕方ないのですが。でも、使ってみての印象は型物とはやはり異なります。よい物感がとても強い。だからスコープとしては続けたいし実際に復活希望もありましたので、一気に全サイズは無理にしてもリクエストベースで少しづつスコープ別注としてラインナップして行く事にしました。型物とは違う、手挽きの良さ。それを知るのにもいいですし。と、ここまで書いておいてなんですが僕が、これを手にしたいと思ったのは手挽きだからではなく『海鼠(なまこ)』という、この黒い釉薬の名前に惹かれて、だったりします。本当にうまい事つけられた良い名前、ですよね。それを切っ掛けにこの器の良さに気付く事ができ、手にする事ができて本当に良かったなぁと思ってます。

九寸皿:センターピースと鍋のために。
和食の時でもセンターピースになる大皿はやはり必須であって、九寸皿は東屋さんに頼んで作ってもらったもの。サイズが丁度いい黒いお皿を中心にもってくるとテーブル全体が引き締まり見栄えがとても良い。天ぷらやお刺身の盛り合わせもいいですし、なんてことない普段の料理も立派に見えます。六寸皿 印判鳥獣五画に小皿料理を盛って横に添えるか、取り皿として合わせるのが最近のスコープの和食卓の定番です。そしてこのお皿は鍋にいい。黒い器は肉や魚をとても美味しそうに見せてくれます。伊賀の九寸鉢に野菜やキノコ類を盛りつけ肉や魚は別にして、この海鼠釉の九寸皿に盛り付ける。鍋がとにかく美味しそう。特にすき焼きでは肉を盛ると無敵です。

六寸皿:何にでも使いやすい18㎝
和食器は洋食器よりも少し小さ目に考えた方が使いやすい気がします。朝ごはんに焼き鮭や卵焼きをのせたり一人前のお刺身を盛り付けたり。便利に幅広く使えるど真ん中の六寸。印判鳥獣五画と同じサイズなので混ぜて使うのも良しです。
光春窯の器
400年の歴史を持つ焼物産地、長崎県の波佐見町にある光春窯。光春の器は釉薬にとてもこだわりがありその質感を求めるため、試行錯誤の実験を繰り返し、生み出されています。以下は光春窯の代表馬場春穂さんの言葉です。
「日々の食事、日々の食卓を楽しむ。その為には美味しい料理だけではなく、食べ物を一層美味しくするお気に入りの器達を揃えてください。器も食卓に上にのせた時、あまり自己主張しないでいて、周囲の空気をふんわり優しく包んでくれるようなそんな器。それが光春窯の心です。」
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- 製造
- 光春窯(こうしゅんがま)
商品スペック
- 材質
- 陶器
- 寸法
- 六寸皿 : 約φ180×H23mm / 300g
九寸皿 : 約φ270×H30mm / 730g - 生産
- Made in Japan
購入前に確認ください
- 急冷、急熱は商品を破損する恐れがありますのでお避け下さい。
- 陶器の製法上、染みやカビができることがありますのでご使用後は早めにお湯で洗い、乾燥させて下さい。また、食器洗浄器のご使用は食器同士がぶつかると欠け、割れの原因となりますので注意してご使用ください。
おつかれさまアイテム ※ 以下は販売終了した商品のため、入荷の予定はございません。
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六寸 -
九寸