東屋 / TANKER1
一気に食器を運ぶ
TANKER1
国産ミズナラ、それも大きな一枚板を削り出して作られるトレイ、TANKER1。この大きなトレイは、スコープ取扱品の中で長らく人気アイテムであり続けるTANKER2より大型で、より沢山の物を一度に運ぶことを可能とする、トレイとしては最大級の積載量を誇っています。国産ミズナラの無垢材を使っているので、当然それなりに重量もあり、軽い物ではありません。とはいえ、テーブル天板に物を乗せて運ぶかのような、そんなフッと頭に浮かぶ程には重くないので、重さに対してそこまで構えることはないでしょう。そもそも新しくレストランがオープンした際、そこで使うトレイとしてデザインされ、実際に使用されている道具だと聞きますから、重くて使えないなんて物ではないです。TANKER1をスコープスタッフが使っている様はこれまで何度も見ていますが「大変そうだ」「重そうだ」と、心のどこかで気の毒に思ったことはありませんから、女性が使ってもそんな印象です。って、まわりくどく書いてはいますけれども、つまりは十分に日用使いできる重さですよと、そう伝えたいだけ。もちろん、沢山運べますから、沢山の物を積み込みましたら、それだけ重くはなりますけれど、それは当然の話ですって、わかりますわね。大きなトレイですから、使わない時には小さなちゃぶ台を立てかけ置くかのように、部屋のどこぞに立て掛けて置いておいてくださいませ。それはそれで、また良い雰囲気となってくれるでしょうから。
限定ではないけれど
限定みたいな物
数量限定、期間限定と、限定にも色々あるけれど、少し長い目でみれば、多くの物は短命で終わっていくので、どれもこれも限定みたいな話なんだよなぁ~って考えると、この世は限定物ばかり、逆に限定でない物の方が珍しいんじゃないだろうか。スコープで扱っている定番物はどれも息が長いから、そういった物は少ないとしても、世をみていましたら、そんな事を思うし、スコープも別注物はほぼ限定の嵐です。ただ、多くの物が限定であると謳ってはいても、本当はいくらでも作れるのです。スコープのバードだって1万個オーダーすれば期間は掛かりますが作れるでしょう。ただ作らないだけ、考えあって作らないだけなのです。でも、限定と謳っていないのに、売れたからって必要なだけ作れない、結果限定のようなもの、そうなってしまう物もあります。特に東屋が作る物に多く見られます。つまり純粋に多くは作れない。その作れない理由は、作り手がいない事が多くを占めますが、材料が無いという理由で、そうなる物も増えています。この材料問題は深刻で、解消できる話ではありません。例えばTANKER1でいえば、大きな一枚板を削り出して作っているので、この材料調達がナカナカに難しい。材料が無ければ当然作れませんから。なので「買えるうちに買っておいて下さい」そういった物でもあります。材料が調達できて生産されたといっても数十枚、そのうち何枚かがスコープに入ってくる。それぐらいの物。そして、これが売り切れたら、次いつ入荷しますか?それは材料が調達できた時ということになりますから、つまりはわからない。限定ではないのだけれど、限定みたいな物なのです。
この物から学ぶこと
ここまで大きな一枚板から削り出したトレイ、反りませんか?と聞かれれば、それは反りますと答えるしかない。といいますか、届いた時には既に反っています。個別撮影をしているスタッフから、これは同じ物なんですよね?って質問があるぐらい、どれも反っていて違いが出ています。それは当然反るのです。これと付き合っていけば、環境により木っていうのは反ったり、少し戻ったりするという事を直接感じられますし、使っていれば段々と反りも落ち着いてきた?みたいに感じることもあれば、逆に割れが出てくる事もないとはいえない(そうそうないだろうけれど)。ただ、それをダメといったら付き合えないので、色々学びながら、どう付き合っていこうかと考えることで、それは使用者にとってよい経験となり、多くの事を調べる事になるでしょうし、そこから学ぶことも多いと思うのです。割れたら金継ぎするのか、他の方法を探して手を加えるのか、そのまま使い続けるのか。もし割れが生じた時の話ですよ。そもそも反っていてトレイとして使えるのか?そう質問したくなる方もいるでしょう。それは使えていますが回答です。この写真のトレイもかなり反っていますけれど、なんの問題もなく使えています。反っていたって多少割れが出たとしても、イイ物、大事に思う物であれば、まぁどうであっても使い続けると僕は思います。捨てるには至らない。そして、それを使い続けていれば、一般的なトレーが実に安っぽく感じるようになってきまして、削り出しで作られた古いお盆だったりが実に良く目に映るようになってくる。材の良い物、加えて彫りの面白さや形の良い物に興味がわき、ヤフオク検索の日々。そうして、段々と物の見方も変わり、良いとするポイント、悪いとするポイントが今までとは変化する。それはどちらかというと真逆に振れる、自分を振り返りますと、そんな気がします。まぁ、その感じ方は人それぞれだと思いますけれど。そして、これだけ特殊な物ですから、無理して買う物ではないです。この物を通して新しい良し悪しを学ぼうの席につける人数は少ないですし、高価でもありますから、よほど物好きな人に是非と思っています。
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- 製造
- 四十沢木材工芸(あいざわ木材工芸)
商品スペック
- 材質
- 胡桃油:楢(胡桃油仕上げ)
木地:楢(無塗装仕上げ) - 寸法
- 約W599×D355×H30mm / 1340g
*詳細なサイズはカート上をご確認ください。 - 生産
- Made in Japan
購入前に確認ください
- 温度や湿度の変化により、反りが出る場合があります。
説明書ダウンロード : TANKER1
〈在庫限り 販売終了〉
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。
胡桃油
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胡桃油 0045
39,600円 (税込)
W600×D360×H25mm / 1379g -
胡桃油 0051
39,600円 (税込)
W600×D360×H25mm / 1319g -
胡桃油 0056
39,600円 (税込)
W600×D362×H25mm / 1279g販売終了しました
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胡桃油 0057
39,600円 (税込)
W600×D362×H25mm / 1336g