東屋 / 半ティシューの匣

ホテルでよく見る
半ティシューの匣

ハーフサイズのティシューが収まるコンパクトなティシューケース。ホテルによく置かれていますが、家庭ではあまり見かけません。でも、凄くナイスアイテムだから、ずっと自分の生活に取り入れてみたい物の一つでした。だから、半ティシューの匣が発売されたのはとても嬉しいんです！そして既に超愛用中です。材はティシューケースの匣と異なり、水楢（みずなら）が使われています。水楢を蜜蝋と荏油(えのゆ)で拭き上げることで、多少は水が染み込みにくくなっていますから、洗面所や台所で使っても水シミになる心配は少し軽減されます。半ティシューの匣を上からみると長方形ではなく正方形、それに加えてコンパクトだから一般的なティッシュー感が薄く、小さな無垢の匣だから雰囲気もよい。どこに置いてあっても嫌な感じにならないのが素晴らしいです。ティシューにはティシューなサイズ感があり、そのサイズにティシューを感じているのですが、半分サイズでティシュー感がないからか、少し生活感も薄くなるように思います。東屋さんもホテルからの要望があって制作に踏み切ったそうなので、そもそもあるホテルに置いてあるアイテム、どこかホテルっぽくて余計に良いです。

水楢が選ばれた理由

ティシューの匣には木曽檜（きそひのき）が使われているのに、半ティシューの匣には水楢が選ばれています。その理由は檜と楢の比重の違いにあるそうです。東屋が制作しているティシューの匣は一般的なティシューケースのように蓋が固定されておらず、落とし蓋のような仕組みになっています。ティシューの束の上に蓋が乗っているので、ティシューが減れば蓋もどんどん落ちていき、その残量が一目でわかります。そして、そういった変化していく見た目も魅力です。でも、この仕組みを採用するにはティシューをおさえる蓋に適度な重さが必要です。半ティシューの面積はティシューの半分ですから、檜（ひのき）ではかなりの厚みを加えても必要な重さには足りなかった。そこから試行錯誤が続いて、比重のある水楢を使うことで蓋が浮くことなく、スムーズにティシューを引き出すことができるようになりました。上の写真を見ればわかるように蓋の厚みは想像以上です。この立派な厚みでなければ、うまく半ティシューの蓋、落とし蓋として機能してくれないのです。

ハーフティシューの入手

中に収めるハーフティシューを買うのは少し大変です。ドラッグストアでもあまり販売されていないようで、店内で見かけるのはコンパクトティッシュ、スマートティッシュといった横長タイプばかり。一般的なティシューが一回り小さくなったタイプは収まりません。また、無印良品で販売されている卓上用ティシューが入りそうに思うのですが（上の写真で匣に入っていないのが無印良品の卓上用ティシュー）これも残念ながら入らない。ハーフティシューの匣の内寸は12.2cm×12.2cm×8.5cm、ティシューパッケージサイズの2辺が12cm以内、一般的にハーフサイズと言われているティシューを購入しないと入りません。ハーフサイズと書いてあっても大きな物もあるので購入時はハーフサイズという言葉だけでなく、サイズチェックもお忘れなく。そして、このハーフサイズのティシューは楽天市場でも販売されていますが、主に業務用なので100パックぐらいの大量パックばかりですから、入手が少しばかり難関なのです。ちなみに僕は《クリネックス ティシューハーフサイズW ポリパック》を使っています。

ブランド

東屋 (あづまや)