東屋 / バンクトレー
家に帰ってきたら
ポケットの中はここへ出して下さい。
最近は銀行の窓口へ行き、通帳と印鑑でお金を引き出すのは大変だと聞く。だから、あの窓口で使われている、皿状のトレイを使う人も少ないことだろう。そもそも全く知らない人だっているかもしれない。けれど、昭和世代の僕にとってはよく知った物で置かれたお金や通帳、印鑑がこぼれ落ちなさそう、置かれた物を取り易そうという独特な香り、銀行で使われてる物という安心安定、そんながある。 その銀行のトレーを模して真鍮を使い東京の職人の磨かれた腕によりヘラ絞りで一つ一つ作り上げられていく東屋のバンクトレーはシブイ。 何のために作ったのかといえば、それは銀行とは全く関係がない。外から家へ帰って来てホッと一息つく前に、まずポケットの中身をジャラっと出す、そんな場所にいいんじゃないかな?そこから始まった。ポケットの中には小銭やら、鍵やら、レシートやら色々とヤラヤラ入っている。それらをポケットに入れたまま家で過ごすものだから、物がなくなり壊れ、家具は傷つき、ジーンズのポケットにも穴をあける。そして出し忘れて洗濯機に投げ込めば、物がどうという事に加え、洗濯する者から激しい攻撃を喰らうのだから、それは起こさないに越したことはない。 やはりだね、ポケットの中身は出そう。 そんな事にしたら実に具合が良い。それは長く試して、気付けば日常化している僕が言うのだから、ナカナカ間違いのない”便利”である。家に帰ってポケットの中を出すと、領収証やら申訳ないけれども名刺が出てきたりもする。デハと、それらを整理する。酔っていて、その時にできなければトレーに置いたままにしておけばよい。で、週末にでも整理する。 余分な小銭はこのバンクトレーに置いていく。なるべく小銭を使えるよう毎朝考えて調整するので僕の場合はトレーに小銭があふれる事はない。東屋の社長サンの場合はここに膨大な小銭が溜まっているらしい。貯金箱状態なのだろう。庶民と剛毅な大物との差のようで面白い。 トレーの上には、小銭だけでなく名刺であったりとれたボタンであったり、普段は使わないカードであったり色々と溜まるので、僕の場合は深い方を選んで良かったと思う。でも、それは人それぞれ、どちらが良いとは一概には薦められない。それは自分のポケットの中と相談して決めて欲しい。 ポケットの中身を出す場所ができるのは良いことだ。物が無ければまずはここを探すし、アソコにあるから、とアソコで伝わる。そしてポケットの中身は大事な物が多いのだから、それこそ安心な場所に置きたい。だからバンクトレー。家の中に出し入れ自由な物の銀行が出来たようだと表現すると、大袈裟であって、うまいこといった!みたいになる。
使いどころ
デスクの上にこれがあれば、細々した物を綺麗にまとめて置けるので整理になります。仲の良いカフェオーナーはレジで使ってくれてます。なかなか評判良いようで、これはなんですか?と質問されるそうですが、見た通りのトレーです。玄関に宅配便荷受け用のボールペンやシャチハタ、カッターなどを置いておくなら浅い方でもよい。レイディでしたらアクセサリー置き場にいかが?ベッドサイドのメガネを置くにも良いでしょう。 とりあえず何かを置く場所。そんな所にあてがうと良いバンクトレー。とりあえず物を置くのだけれど、その置く場所がとりあえずな物であると空間も日々も貧相になる。そこに良い物を持ってきたらば何もかもがうまく上品にまとまると、そんな事か。
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- 製造
- 坂見工芸 (さかみこうげい)
Q&Aのログ
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真鍮銀めっきは、経年変化により自然と黒っぽく変色していきます。渋く変色していく姿は、真鍮銀めっきの最大の魅力ではあるのですが、少し綺麗な状態に戻したい時のメンテナンスとして、重曹とアルミホイルを使ったお手入れ方法を試してみました。
真鍮銀めっきのお手入れ法
商品スペック
- 材質
- 真鍮 / 真鍮、銀めっき
- 寸法
- 小:約Φ170×H15mm、リムを除いた内寸 133mm / 150g
大:約Φ185×H25mm、リムを除いた内寸 133mm / 195g
- 生産
- Made in Japan
購入前に確認ください
- 鏡面仕上げ、ヘアライン仕上げにかかわらず、表面に若干のキズが見られる場合がございますことご了承ください。メンテナンスは柔らかい布で汚れ(特に汗や油汚れ)を拭き取って下さい。硬い布でこすると傷が付き汚れが付着する原因となります。
説明書ダウンロード:バンクトレー
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小 真鍮
6,600円 (税込)あと 6個
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大 真鍮
7,700円 (税込)あと 3個
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小 真鍮銀めっき
9,900円 (税込)あと 3個
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大 真鍮銀めっき
11,000円 (税込)あと 3個