

東屋 / 丸鏡 五寸
数年前、スコープで取り扱っている和食器のラインナップに五寸皿がないことに気づきました。よく使うサイズなのに日々使っているのは古物ばかり、スコープで販売しているお皿がありません。印判小皿はほぼ四寸皿、さらに小さなものは三寸皿、印判豆皿、木瓜小皿、藍九谷プチ印手、ノベルティの三寸皿Lehtiなど、充実したラインナップになっています。一方で、六寸皿(印判鳥獣五画)以上のサイズも充実しているので、五寸皿だけが欠けているんです。食卓に五寸皿、つまり15cmぐらいのお皿が加わると、スコープがラインナップしている和食器群が飛躍的に使いやすくなり、食卓の見栄えもバランスが良くなります。そもそも、ティーマでもプレート15cmが一番人気なのだから、日本の食卓ではこのサイズが中心となるのです。そこで、五寸皿のラインナップを充実させようと生まれたのが『丸鏡 五寸 波兎』、東屋さんに作ってもらったスコープの特別注文品です。そして、2024年12月に『丸鏡 五寸 赤輪』、2025年4月に『丸鏡 五寸 呉須輪』が、東屋の定番アイテムとして発売され、バリエーションは3種類になりました。丸鏡は6枚積んでも6cm弱と薄いので、たくさん積み上げてもそこまでの高さになりません。つまり、たくさん積み上げることができます。また、同型で同じ釉薬を使っていますから、赤輪・呉須輪・波兎を混ぜて使うと和食器らしくてより良い雰囲気になると思います。


料理を引き立てる赤輪
うつわには、それぞれの部位の呼び名があります。そのひとつが「鏡」。うつわの見込みの丸く少しだけ凹んで落ちた部分です。このお皿には、大きな鏡があるので「丸鏡(まるかがみ)」と名付けられています。そして丸鏡 五寸 赤輪には、鏡の部分に赤で輪線が引かれています。パッと見ると輪線だけの装飾はサッパリしていて少し物足りなさを感じてしまうのですが、器に料理が盛られると、素晴らしく映えますし、とても立派に見えますし、赤い輪線が縁起のよさを生み出してくれて、最高に素晴らしい装飾だと実感できます。青より赤の方がそれは強く感じ、料理を引き立てる器の装飾だと感じました。特に赤輪はお正月のような特別な日をより良い日にしてくれるでしょう。たくさん盛り付けてしまうと鏡の赤輪が見えなくなるかな?と思うのですが、器の縁にも赤輪が引かれているので大きな料理を盛り付けても赤が見えなくなることはありません。常に見える赤い線に、縁起の良さ、特別な雰囲気を感じます。※赤輪は上絵付けですから、強く擦ると削れてとれてしまいます。洗浄時は研磨剤の入った洗剤は使わず、金属束子などで強く擦らず、やわらかいスポンジをお使いください。

アナログ界のモーニングセット
最近、自宅でのモーニングをいろいろ試していて、まるで喫茶店風の自宅喫茶のような雰囲気を楽しんでいます。そんな日々の朝に新鮮なセットアップを発見したのでレポートです。DONQで買った食パンが小振りだったので、丸鏡五寸赤輪をパン皿にしてみました。その雰囲気が想像以上によかったので、東屋のコーヒーカップ小を合わせてみる。大も小も実際に並べ、小の方がバランスよく見えました。お皿もカップも赤で装飾されていて、すごくいい感じです。これもまた赤輪の装飾だから、食卓全体に統一感が出て、とてもまとまった雰囲気になってナイス!ちなみに、上絵の赤はお正月や晴れの日など、特別な日に使うイメージがありますが、こうして洋風に使ってみると、歴史ある純喫茶のモーニングのようなレトロな雰囲気も生まれて、想像以上にいい感じ!とても気に入っています。スマホではなく文庫本、ブルートゥースではなくてレコード、そんなアナログな世界にあるモーニングセット、落ち着く朝食セット。


普段からよく使う
黒点がポツポツとあり、表面もわずかにザラっとしていてツルツルではない、とっても素朴な風合いだからか、古物とも雰囲気よく混ざるので、普段からよく使っています。自分の食卓を振り返ると、この段落の1枚目の写真、この食器の並びは僕の日常そのまま、よく目にする光景です。何日かに分けて食べる料理は、うどん鉢に入れて冷蔵庫で保存し、食べる分だけを五寸皿に盛り付けて食卓に並べます。もちろん、量が減ってきて食べ終わるときには、五寸皿に盛り付けるまでもなく、うどん鉢のまま食卓に出します。なので、丸鏡五寸、平丸五寸、うどん鉢の3種は、お茶碗やお椀のように、本当に日常でよく使っています。また、丸鏡は取り皿として使うこともありますし、菓子皿として使うこともありますし、おつまみを盛り付けたりにも雰囲気良く使えます。少し上品さも感じられる、いい日用の器です。
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- デザイン
- 猿山 修 (さるやま おさむ)
- 製造
- 白岳窯 (しらたけがま)
商品スペック
- 材質
- 赤輪:磁器(天草陶石)、土灰釉、赤絵
呉須輪:磁器(天草陶石)、呉須、土灰釉 - 寸法
- 約φ150×H21mm / 140g
- 生産
- Made in Japan
- 備考
- 電子レンジ:○ / オーブン:× / フリーザー:× / 食器洗浄機:○
パッケージ入り
購入前に確認ください
- 鉄分の多い原料を使用しているため、焼成の際に鉄分が反応してできた小さな黒点があります。
- 赤輪は上絵付けです。上絵は強く擦ると削れてとれてしまいます。洗浄時は研磨剤の入った洗剤などは使わず、やわらかいスポンジをお使いください。
【呉須輪 発売記念企画】
初版限定で2枚1組、1,000組を1割引、2枚で3,960円のところ3,564円、スコープに入荷できたのは344組、再入荷はありません。
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呉須輪 2枚組
3,960円 (税込)
3,564円 (税込)
販売終了しました
単品