SCOPE / Fabric of the day 001 POTATO
第一弾POTATO薄地
このPOTATOは、鈴木マサルさんが手がけるブランド『オッタイピイヌ』のコレクションにラインナップされていたのですが、僕がとても気にいってしまい、スコープの2021年夏と冬のノベルティに使わせてもらいました。そしてノベルティとして作ったPOTATO布との日々から、スコープの新たなカット生地をスタートすることを決め、2022年6月1日にPOTATOから始まりましたのがFabric of the dayです。POTATOの配色は鈴木マサルさんの『オッタイピイヌ』にラインナップされていたオリジナル配色をベースにしていますので、2021年配布のノベルティPOTATOとは配色が異なります。生地に関しましてはスコープが多くのノベルティに使用してきた生地と同じく薄手のコットンを採用し、価格もお手頃ですから、気軽手軽に使って貰えるはずです。加えてこのFabric of the dayは生地を1メートルと2メートルにカットし、カット辺にはロックミシンをかけてあります。そもそもはカットした辺を解れにくくしたいなーってところから始まったのですが、ロックミシンをかけるぐらいなら裁縫の材料にしてもらうこともできるし、そのまま気軽なテーブルクロスやカーテンのようにも使うことが出来るのでナイスバランスだと思っています。テーブルクロスやカーテンとしては薄いのですが、薄いから洗濯すること、干すことはナカナカ気楽です。まさにFabric of the day!この軽やかさも魅力のひとつと思います。ちなみに生地幅150cm程ありますので、120cm幅のテーブルであっても1メートルカット生地をテーブルクロスとして活用できます。実際、上の写真ではアルテック81Bテーブル(120cm×75cm)に1メートルカットを敷いています。ランチョンマットみたいな価格ながらテーブルクロスとしてもいけちゃうわけです。そして、テーブルクロスに用途を限ることなく、これは素材としての布と考えていただき、この柄にマッチした使い方を是非皆さんに見つけだして欲しいと思っています。生活の素材として布を使い始めるところに、このFabric of the dayの明るい未来があると考えていますから。あと、わかりづらくて申し訳ないのですが、過去に販売していました柄も生産もリピートしない限定生産のテーブルクロス、主にクリスマスに登場していたFabric of the dayとは同名ではありますが異なる企画なのです。
気軽で手軽な生地を作る
誰でも気軽に使える価格に抑えられたカット生地を作りたいと長らく考えていました。その布で何を作ったらいいのか?どう使ったらいいのか?それはまず無くていいのです。手元に好きな生地が降り積もり、そこに布を使いたいと思うような機会が巡ってくるところから始まると考えていますから。それまでは集め過ぎにご注意ですが、好きな生地を少し集めるぐらいにどうぞ。そして布を必要とする機会が訪れた時、手元に好きな布があるから裁縫してみようかな?こんな風に使ってみようかな?って気持ちやアイデアが芽生えるのだと思うのです。でも、そのタイミングで手元に布が無ければ、やってみよう!とはなりにくい。だから、まずは生地が手元にあることから始まると思っています。そして、その布を使って何をするのか?何を作るのか?それは追々みんなでインスタでシェアできれば何よりです。#ス的ソーイングビー とでもタグ付けてみません?どーでしょ。また手持ちの布が高価な場合もスタートしづらいでしょうから、それは凄くお手頃であれ!とも思います。すると、そこに立ちはだかるのはロット、3000メートルの壁、経験上3000メートルプリントしましたらイイ感じの値段にできるのです。そこさえクリアすれば、布がもっともっと日々の生活に近い存在となる!そして、その布は決まった長さにカットされていて、カットされた布がパッケージに入っていて、1メートルカットが送料無料で2000円しない、そんなイメージです。材料としての使い道だけでなく、テーブルに敷くことで大事なテーブルを保護しつつ、部屋の雰囲気も変え、色々こぼして汚れたら洗って乾かすを繰り返して日々に使い倒し、激しく汚れましたら焼肉専門、アウトドアで使う布にしたり、カットしてフキンにする、雑巾にするというような、徹底して布を使い倒してみる、そんな方向にも楽しみが見えています。でも、それだって手元に布が無ければ始まらない!だから好きな布を集めてみよう。積極的に新柄バンバン作りますので、Fabric of the day、何卒よしなに。※《緩衝誌12 | ツラツラツラーっと紀貫之 NO.60 / Fabric of the day》に書き綴りました内容にありますパッケージは、色々考えるところがありリセットしましたから全くの未完成です。グレーじゃなくなると思う。
ロックミシンかけた理由と
ジャストサイズについて
カットした辺が解れてくるので、カット生地にロックミシンをかけることを思いつきました。あくまで素材だから製品みたいに感じちゃうとやり過ぎですし、布の使い道を狭めてしまうので、三つ折りして縫うまではしないで、カットした2辺にロックミシンをかけるで止めました。適度に素材感も残っていて用途もそんなに狭めず、コレは良かったんじゃないかと思っています。ロックミシンをかけることで、カットした辺も生地がほつれにくくなります。何もしていないと解れてくるので、その対策としてロックミシン。とはいえ、この処理にコストを掛け過ぎますと値段が高くなって本末転倒ですからザッとやってありますので、ロックミシンの糸始末、カラ環処理はネットで検索していただき各々対処をお願いします。その始末の仕方も色々ながら、スコープでは生地ギリギリラインでカラ環を結び、余計な糸を切る、それが簡単で雰囲気もよく気に入っています。所要時間なんて数分の世界ですから誰にでもできます。何度か洗濯していますが、ほつれてこないので、これはナカナカの妙案だと思います。また、サイズ通りに機械でカットし、余裕は全く見ていません。服を作るなど、材料として使われる場合、地直しするとカット処理やロック処理が少し斜めで何センチか短くなるというお声もいただいたのですが、結局のところ余裕をみて例えば5cmプラスしましたら、オマケできるような価格設定ではないので、その分は価格が上がるのです。そう考えると余裕を見ない今のジャストサイズがわかり易くていいんじゃないかと判断しました。なので、裁縫の生地として使う場合、-5cmぐらいに使えるサイズは短いと考えて、余裕をみたサイズでご検討ください。
《POTATO初期生産分についての補足》
◎初回入荷分はブラックのパッケージに、グレーと表記されています。
◎初回入荷分はロックミシンのカラ環(端の余計な糸)が凄く短い物が含まれますので、もし出会ってしまいましたら、なんとか結ぶなりして乗り切ってください。
2022年10月21日
テーブルクロスを敷く習慣
フィンランドを感じる食卓って何だろうか。最近はそればかり考えていて、昔フィンランドで撮った写真やスコープの出張風景、インスタなどを見まくっています。そんな中、フィンランド滞在中友人達に招いてもらったときの食卓写真を集めて並べてみるとテーブルに布を敷いている率が圧倒的に高い。テーブルクロス、テーブルセンター、ランナー、ランチョンマット。形や色は違えど何かしら敷いている。しかも、同じ家でも別日の写真だと違う布になっていることもある。フィンランド人にとって、これは日常的な事なんだろうか。それとも来客があるから敷いてくれているのか。どれくらいの布をどうやって収納しているんだろうか。その辺りを実際に聞きに行きたい気持ちを抑え、まずは自宅のテーブルをフィンランドの食卓に近づけるべくテーブルクロスを日常に取り入れてみることにしました。松尾始まりのテーブルクロスはPOTATOのブルーグレー。ピルッカテーブルのブラウン天板に敷くと全体がパッと明るくなって、いつもと同じ食器を使っているのに全然印象が違う。布生活を始めたばかりなのに、他のものを敷いたらどんな感じになるんだろうと既に妄想が膨らんでいます。(スコープ松尾)
- ブランド
- SCOPE (スコープ)
- デザイン
- 鈴木マサル
商品スペック
- 材質
- コットン100%
- 寸法
- 生地巾153cm
- 生産
- Made in Japan
Fabric of the day 001 POTATOは販売は終了しましてomkに登場中です