東屋 / 猪口 ハッシュタグ
切れたり、滲んだり
抜けたりのハッシュタグ
手ぬぐいができると、そこに図案があるから、その図案を使って和食器を作りたくなります。まずは、様々猪口の積み上がった景色を生活に作り出してみたいし、猪口を食卓で頻繁に使えるようになれるといいなぁーとも思うから、猪口を中心に、その流れは進んでいきます。どれも波佐見で製造され、図案は手仕事により転写されています。それもあって多少の図案の位置や傾き、柄の出方に個体差はありますが、そこもまた手仕事による面白味として感じてもらえましたら、きっと長く付き合える物になってくれますし、それはスコープの考える明るい未来、使い捨てない無駄のない未来へと繋がっていきます。そして、《 手ぬぐい 立花文穂 ハッシュタグ 》から生まれた2024年12月発売の猪口 ハッシュタグ。名前は現代的ながら、どこか古物のような、現代の食器にはない魅力が沁んでいます。細い線で構成された図案の全面柄、こういった柄を手仕事で転写しますと、柄が切れたり、重なったり、抜けたり、少し部分的に歪んだり、とにかく均一ではない仕上がりとなります。そういった個体差を無くして均一均質にするために生産手法を変更するのではなく、それを良しとして今までと同じ手法で柄を付けてみる。すると、非常に味わい深い器が仕上がるようです。僕のスコープ猪口ランキング1位、それぐらい気に入ってしまったので、呉須だけでなく、試作してみた薄呉須も作りました。この濃淡セットで使うことがお気に入りだからです。
日本酒だけでなく
マッコリも上ゲ高台
日本酒を飲むのに丁度よい上ゲ高台、そば猪口としても小鉢としても万能に活躍してくれる蛇の目高台、そして湯呑として使われることの多い変わり種の細、自分の好みで気の向くままに積み重ね、まずは自分なりの偏った蓄積を楽しみましょう。年末になると人気急上昇となるのが、一番小振りな上ゲ高台です。日本酒を飲む時のぐい呑みとして人気です。また、韓国ドラマの見過ぎで韓国料理を食べることが増えた僕の生活では、日本酒に限らずマッコリを飲む時にも上ゲ高台を選んでいます。甘くて飲みやすいお酒は、どうしても飲みすぎますから小振りな器が体によいと思っています。また小振りだからお酒をあまり飲まない人でも困りませんし、みんなで同じ器を使って飲む、同型柄違いから好きな柄を選んでお酒を飲むというのは実に楽しいイベントです。ハッシュタグにも濃淡2種類ありますし、それ以外にも東屋の猪口上ゲ高台は全て同型ですから、人が集まった時のための準備という、購入理由も添えながら、好きな柄をコツコツ集めて楽しんでください。
レトルトスープを半分に分ける
猪口にスープというスタイル、外食でたまに見かけます。そんなセットアップを自宅でやってみましたら、新鮮というだけでなく効率的な結果となって良かったです。オムライスの昼食、それだけでは食卓が少し寂しい気がしたので、レトルトのスープがないかな?と探してみると、1つだけ残っていました。1人前しかないのですが、猪口蛇の目高台に分ければ2杯分になるかも?と試してみると、微妙に足りない感じはありますけれども、OKレベルで2杯分になりました。一人前のスープを二つに分けてメイン料理に添える、無駄がなくて良かった。そして、足りない感じもしなかった。機会あれば試してみてください。
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- デザイン
- 立花 文穂 (たちばな ふみお)
- 製造
- 光春窯(こうしゅんがま)
商品スペック
- 材質
- 磁器(天草陶石)、呉須、柞灰釉
- 寸法
- 上ゲ高台:約φ70×H50mm / 90g / 80ml(満水)
蛇の目高台:約φ77×H58mm / 110g / 140ml(満水)
細:約φ60×H73mm / 100g / 100ml(満水) - 生産
- Made in Japan
- 備考
- 電子レンジ:○ / オーブン:× / フリーザー:× / 食器洗浄機:○
パッケージ入り
購入前に確認ください
- 絵柄は印判という手作業による手法で染付しています。色の濃淡、柄の抜け、滲み、切れ等の個性があります。《印判について》
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
猪口 ハッシュタグ
-
蛇の目高台
2,200円 (税込)
ハッシュタグ 薄呉須 -
蛇の目高台
2,200円 (税込)
ハッシュタグ 呉須 -
上ゲ高台
2,200円 (税込)
ハッシュタグ 薄呉須 -
上ゲ高台
2,200円 (税込)
ハッシュタグ 呉須 -
細
2,200円 (税込)
ハッシュタグ 薄呉須 -
細
2,200円 (税込)
ハッシュタグ 呉須