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ミニヘキサゴンマグネット

SCOPE / ミニヘキサゴンマグネット

ミニヘキサゴンは
ヘイニのマグネット

ヘイニと知り合って間もないころ、ミニヘキサゴンと呼ばれているヘイニお手製の小さな六角形の作品をいくつか貰いました。それはそもそもマグネットのパーツ、製品化することを考えて作った物なんだと聞いています。ただ、色々な理由があって製品化されることはなかった。それをスコープでやってみようかな？と考えたのはもう10年以上前のことです。それから長らく過ぎてしまいましたが、ようやく2023年冬に発売することができました。初回はヘイニの作品によく見られるスタイル、柄に柄が重なり新しい柄を生む、ヘイニらしい方向を選んでいます。ヘルシンキにあるヘイニのアトリエで貰ったミニヘキサゴンの中にも、柄の重なったデザインがありましたから。それで2つの柄、その2つの柄が重なってできる1つの柄、そんな3柄で1セットとなるデザインを依頼しました。濃い赤はOmena（りんご）、薄い赤はPelargonia（天竺葵）、赤の重なりはTampere（タンペレ：フィンランドの都市）、そして濃い緑はTahtimo（星空）、薄い緑はViuhka （扇）、緑の重なりはPorvoo（ポルヴォー：フィンランドの都市）、全てヘイニにより名付けられています。各柄3,000個、これだけ在庫を溜めるのに半年もかかりました。なかなか時間がかかるアイテムなので、Runoフロストベリーの数量と考えましたら桁違いに少ないのですが、初回柄はコレにて終了とさせてください。第二弾は今回みたいな柄を重ねる方向にするかどうかも決めていませんが、2024年末までにはまた何かしら別柄で作りたい気持ちはあります。

やはり製品化は難しかった

ヘキサゴンマグネット、想像していた以上に大変でした。ヘイニから貰ったサンプルのように作るのが非常に難しい。似たものは簡単にできるのですが、同じような雰囲気にナカナカ仕上がってくれないのです。丸くなり過ぎたと思えば、エッジが立ち過ぎたり、平らになり過ぎたりと、全く近づいていかないから流石に諦めそうになりました。その度に型を修正し、作り直すことを繰り返し、なんとか完成できたのは、スコープの土岐倉庫近くで窯業を営む、(株)深山さんが根気強く付き合ってくれたからです。ありがたいです。また転写も上面だけではなく側面まで貼りこみたかったので、そこもなかなか大変だったようです。マグネットはヘイニの希望もあり、丸型のネオジム磁石を使っていますので強力ですから、水のトラブルの冷マのように冷蔵庫で使っていて落ちることはないですし、マグネットが取りやすい形状をしているので磁石が強すぎて取り外しにくいということも感じないと思います。つまりイイ感じです。ただ、鉄板のような金属部分に貼り付けて使うとかなり強力です。バチーンと強力に貼りつきますのでご注意を。

セットと梱包と数量の割り振り

このマグネットの柄のアイデアを手ぬぐいに使うと面白いんです。2つの柄をズラして染めることで重なり部分に3柄目が登場します。手ぬぐいを染める職人さんも、このデザインは面白いと凄く興味を持ってくれました。試作してみてイイ感じというか、とても新しさを感じたので、マグネットの製品化にあわせて手ぬぐいも製作することにしました。マグネット3種と同じデザインの手ぬぐいのセット、赤と緑の2種類を作っています。セットするにあたり、スコープに溜まっていたオリジナルテキスタイルの端切れを一定サイズにカットして、ヘキサゴンマグネットを1つづつ包んでみました。更にその布で包んだマグネットと手ぬぐいを、残っていた緩衝誌で包んでひとまとめにしています。バーコードシールで止めていますから、多少は緩衝誌の柄が剥がれますのはご容赦ください。ちなみにセットに使っている布や緩衝誌は選べないです。またオリジナルテキスタイルの端切れもそこまで大量には無かったので、単品に関してはプチプチ袋に入れてお届けします。各柄3,000個づつ生産して完納されていますが、とりあえず手ぬぐいセットを各1,000セット、単品は各800個をプチプチ袋にいれて準備しました。残り各1,200個は販売状況に応じて、足りない方に振り分ければいいかなって考えています。ただ、手ぬぐいセットが先に欠品して補充するとなると、手ぬぐいを作らないといけないので少し時間はかかります。単品だったらすぐに補充できます。