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スコープ特注

ラインナップ
SCOPE / Bellman ウィスキー SCOPE / Bellman ウィスキー

SCOPE / Bellman ウィスキー

毎日いつでもウイスキー

ウイスキーは毎日欠かせない。朝起きてから夜寝るまで、ついつい何度でも手にしてしまいます。もちろん、それはお酒のウイスキーではなく、ベルマンのウイスキーの話です。僕はこのグラスで水を飲み、お茶を飲み、日々愛用していて使わない日はありません。容量は180ml程度、タンブラーにしては小振りながら、小さ過ぎて使いづらいわけでは全くなく、その絶妙なサイズ感、その使い心地が何だかツボにはまってしまうのです。ついついBellmanウイスキーばかりを選んでしまい、使用頻度は高くなるばかりという人、僕以外にもきっと沢山いらっしゃるはずです。そもそもはウイスキーを飲むのに良いかな?と購入したんだと思いますが、東屋BARシリーズが登場してからは日々の水飲みグラスとしてばかりに使うようになり、そうしますと手にする機会は逆に増えますから、どんどんその素晴らしい使い心地が沁みていき、今では強烈な愛用っぷりです。物との付き合いばかりを考えて生きていると、大は小を兼ねるより、小振りで余分のない物に魅力を感じるようになるのかもしれません。先日、東屋Barワイン2で白ワインを飲んでいたとき、横に添えるウォーターグラスにBellmanウイスキーを選びました。するとこれが素晴らしい。本当に相性の良いグラスたちだと驚いたのですけれども、よくよく考えましたらどちらもfrescoで作っているんですもんね。BellmanもBarもfrescoメイド、だから相性が良くて当然でした。

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終わってしまったベルマン
その続きを日本で始める

2014年の冬、ベルマンのあるアイテムについてシェイプを修正したいとインゲヤード・ローマンが話してくれたのには驚きました。1981年から続くベルマン、既に発売から何十年も経過している物であっても、直したい点が見つかれば修正したいと考える、つまりベルマンは終わることなく、ずっと続いているのです。よくよく考えれば、こういったシンプルな物ほど使い続け、実生活の中で感じた通りにバランスを修正していくしか良い物を作る方法はないのだと思います。その物を使う、その物のある生活を通して見つけたバランスが積み重なり仕上がっていく、そうしてベルマンはインゲヤードとの生活のなかで育っていったのだと思います。僕がスコープを始めて間もない20代のころ、ある雑誌にインゲヤードのインタビュー記事がでていました。「私が作るモノはまだ未完成。人の手で触られたり、使ってもらって、初めて命が吹き込まれるのよ。」ベルマンはその物を見ていた時より、実際に使い続けている時の方が確かに素敵です。シンプルな物なのだけれど、ベルマンにしかない不思議な品というか魅力があって、使えば使うほどにそれが沁みてきます。実家に帰るといつも父親はベルマンのタンブラーで焼酎を飲んでいるのですが、その光景もまた素敵に僕の目には映ります。使い手の色がつくことで、ベルマンはとても生活に映えるのかもしれません。そんな大事に思い続けているベルマンの生産が2018年で終了してしまいました。もちろん、スウェーデンのガラスメーカーSkrufへは出来る限りの条件を提案し、継続生産をお願いし続けましたが、それでも生産終了が覆ることはなかったです。そして、なにもしなければ終わってしまうから、僕は日本でベルマンの続きをやりたいとインゲヤードへ直接伝えることで一歩を踏み出してみました。日本でベルマンを作ろう!そこから生産してくれる先を探し、生産を依頼したのが大阪のfresco、東屋のBarシリーズも生産している有名なガラス工房です。目指すはフレスコのベルマン!生産に必要な金型をスウェーデンから送って貰い、試作とチェックと修正を繰り返し、第一歩を踏み出して3年以上経過しましたが、2023年6月にようやく日本製ベルマンはスコープで始まりました。愛用するグラスの中から、どれか一つベストグラスを選ぶとしたら?と聞かれれば、昔もベルマン、今もベルマン、それは変わりません。そんなグラスの続きを自分自身で始められてよかった。そして、僕は日本でベルマンの続きがやりたいと言った通り、これから日本の生活にマッチした新しいベルマンも加えたいという思いもあります。だからどうか、これからのベルマンもご贔屓に。

ベルマンを作るのは
想像より遥かに大変だった

ベルマンをフレスコで生産することが決まり、僕は初めてベルマン生産の現場を見ることとなったのですが、そこでベルマンの生産が想像していたより遥かに大変なことだと知りました。ウイスキーやタンブラーなんて、一人でヒョヒョイと作れるものだと思っていたのですが、全くそうではなかったのです。スウェーデンから型を送って貰い試作を始める。型吹きといっても型に吹けば最終的な形状になるわけではなく、型に吹くことで下半分ぐらいが出来上がり、そこから上を切り開いて手仕事で少しづつ形を整えながら完成させます。型に吹いたばかりの側面は真直ぐなラインになっていない。そこを道具で広げながら最初から真直ぐであったように綺麗なラインに仕上げたいというのだから大変です。1個作るのにガラス職人2人掛かりで10分程度、1時間に5~6個の生産ペースです。それぐらいに時間は掛かり、型を使っていても個体差は激しく、サイズも違えば、全体に少し歪んでいたり、手でカットしているから口元も斜めになっている。グラス裏面には、ポンテと呼ばれる吹き棒をはずした丸い跡もザラッとしたまま残っているのだけれど、それをインゲヤードはベルマンの目と呼んでいて、大事なアイコンだというので欠かせない。効率を優先せず、ハンドメイドでシンプルな日用品を非常に手間をかけて作り上げる、それがこのベルマンの価値なのだと思います。ベルマンを使い続けていると、歪みや多少のガタツキもいいもんだと思えるようになり、表面の揺らぎも非常に魅力的に見えてくる。少し軽くてポテッとした質感もどこか優しくて暖かい。ガラスが暖かいなんて少しおかしな表現なのだけれど、飲み物と氷をいれてかき回してみれば、その音もカラカラと暖かい。焼き物でいうところ、古いアラビア食器のような、硬質陶器のボテッとした印象が僕にはある。

ブランド
SCOPE (スコープ)
デザイン
Ingegerd Råman
製造
fresco

商品スペック

材質
ソーダガラス
寸法
約φ75×H66mm / 120g / 180ml(満水)
*詳細なサイズは各カート上でご確認ください。
生産
Made in Japan
備考
刻印:fresco I.Råman
電子レンジ:× / 食器洗浄機:×

購入前に確認ください

  • ヨレや気泡、混入が見られる場合があります。目立つ場合は個別に記載しています。
  • 製造時にできるライン状の擦れ跡があります。

個別販売商品

  • 633
    φ76×H70mm / 163g

    4,800(税込)

     

  • 634
    φ75×H71mm / 166g

    4,800(税込)

     

  • 635
    φ76×H70mm / 140g

    4,800(税込)

     

  • 636
    φ76×H70mm / 157g

    4,800(税込)

     

  • 637
    φ75×H70mm / 145g

    4,800(税込)

     

  • 638
    φ72×H74mm / 135g

    4,800(税込)

     

  • 639
    φ73×H68mm / 132g

    4,800(税込)

     

  • 640
    φ76×H69mm / 121g

    4,800(税込)

     

  • 641
    φ76×H65mm / 92g

    4,800(税込)

    販売終了しました

     

  • 642
    φ75×H66mm / 124g

    4,800(税込)

     

  • 645
    φ75×H69mm / 122g

    4,800(税込)

     

  • 646
    φ77×H68mm / 132g

    4,800(税込)

     

  • 648
    φ75×H67mm / 110g

    4,800(税込)

    販売終了しました

     

  • 649
    φ75×H71mm / 147g

    4,800(税込)

     

  • 650
    φ75×H69mm / 135g

    4,800(税込)

     

  • 651
    φ75×H67mm / 127g

    4,800(税込)

     

  • 653
    φ76×H68mm / 143g

    4,800(税込)

    販売終了しました

     

  • 654
    φ77×H68mm / 123g

    4,800(税込)

     

  • 656
    φ73×H70mm / 127g

    4,800(税込)

    販売終了しました

     

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