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cani トングサラダ

SCOPE / cani トングサラダ

キャニシリーズ3作目
cani トングサラダ

食卓でも使える、綺麗なオリジナルキッチンツール作りに燃えています。それらは、キッチンツールキャニスターに差し込んだ姿が綺麗であって欲しいので、cani（キャニ）という、ちょっと不思議なシリーズ名をつけました。そんなキャニシリーズ3作目が、サラダサーバとして使いやすい小さなトング、cani トングサラダです。「サラダボウルの中にズルッと滑り落ちないトングが欲しい。」そこから始まりました。開発を始めたのは、cani スプーン小さじと同時期だから、ようやく完成を迎えることができた超難産アイテムです。引っ掛かり部分、そして先端の形状など、かなり凝った作りになっていますが、これは試作して使って改良するを繰り返した結果です。見た目重視ではなく、使い易さの積み重ねでこうなりました。特に先端の形状は、とても掴みやすくて素晴らしい！ただ、かなり凝った形状だから、生産がとっても大変らしく、月産500本が上限と設定されているので、急に人気になったりすると生産が間に合わなくなる可能性があります。

取り分けにgood！

サラダを取り分けるために作ったツールなのですが、先端形状がいい具合に仕上がり、うまく色々つかめます。サラダに限らず、いろいろな料理の取分ツールとして使うとすごく便利ですし、樹脂パーツやシリコンパーツもなく、見た目もステンレスのミラー仕上げでとっても立派！食事で使っても、キッチンツールを使い回しているような、悪目立ちする感じは一切なく、うまく食卓に馴染みます。キッチンにあっても食卓にあっても違和感のない、小ぶりでつかみ易いトングは、なかなか他にないから、1本あれば最高に便利なこと間違いなし！です。

指先のよう

長く愛用していると、サラダや料理の取り分けだけでなく、調理中に食材をひっくり返すときにも使うようになり、盛り付けにも活躍するようになります。短いのでフライパンや鍋に手が当たらないよう注意は必要ですが、長くないトングと特殊な先端形状のおかげで、熱を感じない伸びた指先のように使えて本当にイイ感じです。少し大袈裟に感じるかもしれませんが、使っていれば「ナルホド！」と思ってもらえるはずです。以前、料理人の方に「最も重要なキッチンツールはなんですか？」と質問したところ、意外にも「ピンセット」という答えが返ってきました。つまり、綺麗に盛り付けるにはピンセットが必要ということなのです。このcani トングサラダの使用感は、太いピンセットのよう。だから、綺麗に盛り付けるのにも便利な道具だと思います。食卓を綺麗にするだけでなく、お皿の上も綺麗にしてくれる優れもの。「熱を感じない指先みたい」って思い続けていたら、先端形状が指先っぽく見えてきました。

フックについて

フックが縁に引っかかるので、サラダボウルや大皿のなかへ滑り落ちないところが、cani トングサラダの特徴です。このフックがあるから、場所によっては掛けることもできます。このフックをより深く、大きくすれば、引っかけられる場所も増えていくのですが、そうするとトングとして使いにくくなってしまいます。だから、適度な深さと大きさに調整しています。このフックの活用方法は、まだまだ色々あるはずですから、いい使い方を見つけてみてください。

2024年10月4日
生ハムを1枚ずつ剥がせるか実験

掲示板にいただいた「キャニトングサラダを使って重なった生ハムは1枚ずつ剥がせそうでしょうか？」というご質問、全力で試してみました。重なった側の端から剥がす。脂身でなく赤身の部分を掴む。という点は、使う道具に関わらず生ハムをきれいに剥がすのに必須条件ということが判明したのですが、加えてキャニトングサラダを使う場合、先端が広く薄く優しい曲線なので、ハムとハムの隙間にスッと先端を滑り込ませ、面でハムをすくうようにして持ち上げると、きれいに剥がすことが出来ました。さらにその後、剥がした生ハムを良い感じに盛り付け出来たという点も、キャニトングサラダの良さが発揮され、個人的には嬉しかったところ。そして我が家の場合、サラダやうどんの具にも多用しがちな薄くて脂身のあるお肉代表、しゃぶしゃぶ用スライス肉を剥がして湯の中で泳がす時にも、キャニトングを使っています。しゃぶしゃぶした後の箸先にはお肉のあくやカスが残りがち。これが洗っても落ちにくくて、どうにも嫌だったのですが、キャニトングサラダならきれいに洗えて最高すぎました！キャニトングサラダがあれば。取り分け、盛り付けに限らず、目立たぬ作業を担ってくれる存在としても活躍してくれます。（スコープ熊澤）