
iittala / Ateenan aamu (アテネの朝)
アテネの朝
Teema、Kartio、カイ・フランクのデザインした食器は現在でも生産が続いていてスコープ的生活の中心にあります。そして、そういった実用的な道具以外にもカイ・フランクは数多くの作品を残していてガラスのバードと吊り飾りの王様のようなAteenan aamu:アテネの朝。この2つの作品は僕の中で特別な所にあります。
カイ・フランク 1954年の作品
フィンランド名 Ateenan aamu
アテネの朝
ギリシャのことが好きだったカイ・フランクはその国の美しさにインスピレーションを得てフィンランドらしい作品を製作しました。「アテネの朝」の名前の由来はギリシャの教会の鐘です。この作品はガラスが風や空気の動きにゆられアテネの日曜の朝の鐘の音のように柔らかな金属のような音を奏でる所にあります。製作にはランプワーク(バーナーワーク)という技法が用いられています。ガスバーナーを使いクリアガラスのチューブを部分的に熱し十分に熱したチューブにガラス吹き職人が息を吹き込むと熱された部分が膨らみ「アテネの朝」が形作られていきます。


過去のプロダクションは1954年-75年と1992年-94年の2回。そしてカイ・フランク生誕100周年(2011年)を記念しての今回の再生産が3回目となります。もともとはイッタラのバードと同じくフィンランドのヌータヤルヴィガラス工場で生産されていましたが、今回の再生産は中国。ですが、仕上がりは申し分ありません。そして何より素晴らしいのは値段設定です。3本買ってビンテージ1本分な感覚になってくれたらと願っていたので、それを下回るまさかのプライスですから何もいう事はありません。何本も吊る事ができて本当に素晴らしいです。とても美しいカイ・フランクのアテネの朝。この作品をお手軽に自宅に取り込める機会はそうそうないでしょうから心惹かれた方は迷わず入手をオススメします。
- Kaj Franck (カイ・フランク)
飾り方について
付属のテグス(釣り糸)を使って、天井やレールに取り付けます。レールに吊り下げるのであれば安心ですが、天井に直接ピンや画鋲では不安なので、ホームセンターやインターネットなんかで石膏ボード専用フックをお探しいただき、吊り下げると簡単で安心です。
音を鳴らしたいとき:それぞれの上端を揃え、できる限り近づけて吊り下げます。
音を鳴らしたくないとき:それぞれの高さをずらし、離して吊り下げます。
商品スペック
材質 | 無鉛ガラス |
---|---|
寸法 | 約L610~635×φ65mm / 94g サイズ詳細 |
生産 | Made in China |
備考 | 取り付け用糸付属 |
購入前に確認ください
- 表面に白いラインや製造過程にできるガラスのヨレがある場合があります。
- 内部に細かい汚れや小さな気泡、黒点がみられます。
iittala Ateenan aamu (アテネの朝)
