iittala / Ultima Thuleスパークリングワイン
手軽ながら豪華
日用にも向いた便利バランス
Ultima Thuleは他のグラスにない特殊なバランスをしていて、主にはデップリ重厚ながら、このスパークリングワインだけは逆、シュッと細長い。こんな細長いグラスもあるようであまり無く、細くて手軽ではあるのだけれども、ウルティマツーレ特有の豪華さ、壮大な自然感はしっかり備えているので、食卓に加えるだけでも少し立派な雰囲気となってくれます。それはパラティッシを日常使いするような感覚に近いです。ですから、ウルティマツーレのグラスの中ではスパークリングワインが最も日常使いし易いです。ゲームしたり、映画を見ながら何かを飲む、そんな時には場所もとらないので便利に使え、そういったカジュアルな場であれば何を注ぎ入れても絵になります。また、時間を掛けて考えたテーブルセッティングのような気合のテーブルであれば、食前のスパークリングワイン用として使う、ウォーターグラスとしてワイングラスの側に置いて使う、ジュースグラスに使う、これぐらいが物の雰囲気にマッチしていると僕は思います。つまり、頑張ってテーブルセッティングした場合のワイングラスとしては少し軽く感じてしまうから、そこにウルティマツーレを使いたいのでしたらゴブレットを推したいです。
フィンエアーと
ウルティマツーレ
Ultima Thule(ウルティマツーレ)は1968年にストックマンで開催された展示会でお披露目となり、1969年5月15日、フィンエアーがヘルシンキ ヴァンター空港からニューヨークへの定期便を就航した際、ファーストクラスで使う食器として選ばれました。一般販売される前にフィンエアーです。初期のUltima Thuleの生産にはグラファイト型が用いられ、それはヴィルカラ自身が削り出したそうです。僕自身、実物を見たことはありませんが、フィンエアーのロゴがデカールで転写されていて、デカールを転写し易いようスムースな部分が作られていたようです。そして1980年代、ファーストクラスが廃止になってからは、特別便のみで使用され、1988年4月1日フィンエアーの75周年を記念して、長距離便のビジネスクラスで使用が再開されます。当時のグラスにはフィンエアーのロゴがサンドブラストで入れられていました。そして現在でもフィンエアーのビジネスクラス、フィンエアーの空港ラウンジでは、沢山のUltima Thuleが使われています。(現在はロゴ入りではないです)そして、まず席につきましたらこの細長いグラスで飲物が提供され、このグラスから空の旅は始まります。こうしてフィンエアーのあらゆる箇所でUltima Thuleが使われているから、旅の思い出とUltima Thuleは強く結びつき、愛用者が世界中に増え続けるのだと思います。フィンランドと聞いて一番に思いだす食器がウルティマツーレという人も多いでしょうし、ウルティマツーレがイッタラ史上、最も人気のあるガラス食器と言われるのも、それ故でしょう。そして、この細長いスパークリングワイングラスがまず頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Tapio Wirkkala (タピオ・ヴィルカラ)
商品スペック
- 材質
- 無鉛ガラス
- 寸法
- 約φ54×H114mm / 170g / 160ml
- 生産
- Made in Finland
- 備考
- 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 小さな気泡や黒点がガラス内部に含まれていたり、多少のガタツキがみられます。
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スパークリングワイン クリア
4,620円 (税込)あと 1個
2019.07~ 皆さんの投稿で集まった、夏のウルティマツーレ全集はインスタで。タグ付けヨロコビます。