

Arabia / Emilia ピッチャー0.35L
スプーンを添えて取り分ける
持ち手がついたソースボートの便利さは、スンヌンタイやパラティッシのピッチャー0.4Lを持っている方であれば既にご存じのはず。持ち手の付いた洋の片口と考えれば、使用するシーンは想像以上に広がります。このエミリアピッチャーも、そうして使えば、食卓の目に付く場所でたくさん使えてハッピー。ただ、スンヌンタイやパラティッシのピッチャー0.4Lのように、口が広い形ではなく窄まっているので、ボウルというよりはピッチャーの雰囲気が強くなる印象があります。これでミルクをチンして、コーヒーや紅茶に注ぐ方法も便利ですが、注ぎ口は垂れやすく、キレがいいわけではない、という点をわかったうえでお使いいただくのがベター。真鍮盆に置くときなどは、輪染みを作ってしまわないように気を付けるとモアベターです。垂れるのが気になる場合は、スプーンを添え、取り分ける方向で考えると、モロモロ解決。ケーキに添えるクリーム、サラダのドレッシングなど、メインプレートに加えるものをスプーン付でセットする、そうした用途で使えば、垂れ問題を気にせず愛用を重ねられると思います。ちなみに、サボニアのグレービーレードルも入りますが、口は少し狭めなので、cani スプーン小さじを使った方がバランスは良いです。そうそう、この形どこかで見たことがあると思ったら、ムーミンのピッチャー0.35L Afternoon in parlor。もはや同型といっていいほど背格好が似ています。


サラダのドレッシングに
市販のドレッシングを買うと、使いかけで冷蔵庫に入れたまま忘れてしまうことが多いので、最近はサラダを作るときに、ドレッシングも手作りするようになりました。作るようになって解ったことが、家にあるもので簡単にできるということ。酢・塩・油をベースにして、あとはそれっぽいものを加えれば、なんとなくイメージしているものができるってことです。和風ドレッシングなら、ベースにお砂糖と醤油を加える、ここにすりごまを加えればごまドレッシングになります。ごまは直前に擂ると香りがいいですし、マヨネーズを加えても美味しい。独自にアレンジすると新たな発見もあります。こうして2~3回で使い切る分量を都度作る時に、エミリアのピッチャーを使ってみたらこれがいい具合でした。cani スプーンを使ってドレッシングを作ったら、そのままテーブルに持っていけばとりわけにも便利、余ったらラップをして冷蔵庫へ入れておけば、よく目につくから、あーまたサラダ食べないと、と思い出せる。サラダを食べる頻度もUPしましたし、冷蔵庫のポケットもだんだんスッキリしてきました。(スコープ成戸)


2023年のEmilia
北欧ビンテージでも、可愛らしさが際立ち人気の高いライヤ・ウオシッキネンの食器群。なかでも、1957年から1966年まで生産されていたエミリアは、特別な人気を誇っています。そんなエミリアが2023年、アラビア150周年を記念して復刻されました。それも、プレート10.5cm、ボウル13cm、マグ0.3L、プレート19cm、プレート24cm、ピッチャー0.35L、カップ0.4L、ミニカップ、ベース19cm、一気に9アイテム!当時とまったく同じものが再現されたわけではなく、現在アラビアの定番として生産されているモデルに、エミリアの図案が施されているため、エミリアに新たなバリエーションが加わったような復刻です。アラビア150周年の長い歴史の中でも、特に人気の高いエミリアが、現代の型に落とし込まれて再登場するというのは、150周年にふさわしい大ネタだったと思います。この9アイテムに関しては、バックスタンプもArabia150周年仕様の特別版。2025年の入荷分も150周年のバックスタンプが使われていたので、今後も150周年スタンプで生産は続くようです。
- ブランド
- Arabia (アラビア)
- デザイン
- Raija Uosikkinen (ライヤ・ウオシッキネン)
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- 約W145×H75×φ90mm / 315g / 370ml(満水)
- 生産
- Made in Thailand
- 備考
- オーブン(直火不可):○ / フリーザー:○ / 電子レンジ:○ / 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
説明書ダウンロード:陶磁器
Emilia ピッチャー0.35L

