
Arabia / Emilia ベース19cm
バラが似合うエミリアベース
アラビアを代表するデザイナー、ライヤ・ウオシッキネンが、叔母さんセルマの暮らしからインスピレーションをうけたといわれるエミリアシリーズ。古き良き時代が描かれたこのシリーズの主役といえば、何といっても綺麗なドレスを身にまとったご婦人たちですが、その周りにたくさん描かれた可愛らしい花々が、お茶をしたりおしゃべりしたり、ゆったりとしたひと時を過ごすご婦人たちをより華やかに引き立てています。じっくりアイテム全体を見わたしてみると、草木や花々が時には表情つきで、細かく書き込まれていることに気づき、ライヤ・ウオシッキネンが描く世界にとって植物はすごく大事な要素として考えられていたように感じます。ビンテージのエミリアには、フラワーベースが2種類作られていましたが、今回はそのうちの一つの柄が、現代のアラビア型ベース19cmに使われています。エミリアシリーズに花を生けるとなると、まっさきに頭に浮かぶのはバラ。細かな柄にそのバラが描かれているわけではありませんが、優雅に着飾った人々が繊細に描かれているシリーズにはクラシックな空気が漂いますから、やはりバラが雰囲気です。花屋さんに行くと、あれもこれも気になって選ぶのに一苦労、それもまた楽しいのですが、バラなら選びやすく、単独でも飾りやすい、どんな花屋さんでも手に入りやすいですから、花を飾る習慣も続きます。そんな花のある生活を送っていれば、ライヤ・ウオシッキネンが描くエミリアの世界にも少し近づけそうです。


中が洗い易い
私が大事にしているビンテージのエミリアベースは、先がかなり細くなっている形で、中を洗うには細いスポンジなどを駆使しないと難しい。しかし今回登場したベース19cmは口の部分が6.5cm程度、シャチョウの手は入りませんでしたが、私は中まで手を突っ込んで洗うことができました。ですから水替えや花の入れ替えもスムーズ、清潔に保てます。また使っていないとき、アアルトベースなどが並ぶ、空のベース置き場に並べた様子も素敵でした。手持ちの花器はガラスが多いので、こうした陶器製のかわいらしい花器が加わると、また花を楽しむ時間が豊かになる気もします。(スコープ成戸)


2023年のEmilia
北欧ビンテージでも、可愛らしさが際立ち人気の高いライヤ・ウオシッキネンの食器群。なかでも、1957年から1966年まで生産されていたエミリアは、特別な人気を誇っています。そんなエミリアが2023年、アラビア150周年を記念して復刻されました。それも、プレート10.5cm、ボウル13cm、マグ0.3L、プレート19cm、プレート24cm、ピッチャー0.35L、カップ0.4L、ミニカップ、ベース19cm、一気に9アイテム!当時とまったく同じものが再現されたわけではなく、現在アラビアの定番として生産されているモデルに、エミリアの図案が施されているため、エミリアに新たなバリエーションが加わったような復刻です。アラビア150周年の長い歴史の中でも、特に人気の高いエミリアが、現代の型に落とし込まれて再登場するというのは、150周年にふさわしい大ネタだったと思います。この9アイテムに関しては、バックスタンプもArabia150周年仕様の特別版。2025年の入荷分も150周年のバックスタンプが使われていたので、今後も150周年スタンプで生産は続くようです。
- ブランド
- Arabia (アラビア)
- デザイン
- Raija Uosikkinen (ライヤ・ウオシッキネン)
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- 約W110×H190×φ76mm / 650g / 1050ml(満水)
- 生産
- Made in Thailand
購入前に確認ください
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
Emilia ベース19cm
-
ベース19cm
9,900円 (税込)

