

Arabia / Emilia マグ 0.3L
朝の珈琲
もともとのビンテージでは、ココアカップと呼ばれる型に描かれていた柄が、今回の復刻ではマグ0.3Lに描かれています。こちらはご婦人方だけでなく、子供や赤ちゃんもいるにぎやかなシーン。マグカップの内側にもぐるりと装飾が入っていて、単色ながら華やかなマグです。シャチョウがビンテージのココアカップ(しかもパープルのレアもの!)を持っているのを見せてもらって以来、強いあこがれを抱いている私にとって、ここは絶対外せない。ですがその一方で、マグはもうお腹いっぱいだよ~って気持ちもある。ティーマベースのマグであれば、色追加や柄追加もまあいいか、と思えるんですが(本当にまあいいのかは置いておいて)、そこへ新たに型が違うマグを取り入れるというのはやっぱり少しハードルがあります。そんな混ぜるな危険的思考で長らく悩んでいたのですが(平和な悩み)、実際のところ、ティーママグと一緒に使う様子を見れば全く違和感なくむしろ新鮮。ティーマブラックとの相性はバッチリです。新型だからとそこまで悩むこともなかったな、とすぐに気づきました。何より、あのエミリアを普段使いできるという喜びは何ものにも代え難い。特に朝の珈琲には、無意識にエミリアマグを選んでしまう自分がいます。


少し背の高いマグ
ティーマのマグが高さ8cmなのに対して、エミリアのマグは高さ8.7cm。底は微妙にエミリアの方が小さく、口径はほぼ同じ。わずかな高さ違いではありますが、この差があるためエミリアの方が細身で少しスッキリした印象です。また背が高くなることで、持ち手の幅も少し広くなり、ティーママグの持ち手に入るのは指2本だけど、エミリアは指3本入る、そんな違いもあります。ソーサー機能を付け加えたい場合は、ティーマのプレート15cmが定番ですが、少し細く見えるのでプレート12cmも悪くない(1段落目の写真はプレート12cmを使っています)。カラーはやはりブラックがしっくりきます。プレートを加えることで、少し余所行きな雰囲気が加わりますし、スプーンやお砂糖など小さなものを少し乗せるにも便利です。ちなみにSide by sideのティーラックにはちゃんと入りますので、ご安心を。ここでもティーママグと一緒に並んでいる様子は全く違和感ありません。(スコープ成戸)


2023年のEmilia
北欧ビンテージでも、可愛らしさが際立ち人気の高いライヤ・ウオシッキネンの食器群。なかでも、1957年から1966年まで生産されていたエミリアは、特別な人気を誇っています。そんなエミリアが2023年、アラビア150周年を記念して復刻されました。それも、プレート10.5cm、ボウル13cm、マグ0.3L、プレート19cm、プレート24cm、ピッチャー0.35L、カップ0.4L、ミニカップ、ベース19cm、一気に9アイテム!当時とまったく同じものが再現されたわけではなく、現在アラビアの定番として生産されているモデルに、エミリアの図案が施されているため、エミリアに新たなバリエーションが加わったような復刻です。アラビア150周年の長い歴史の中でも、特に人気の高いエミリアが、現代の型に落とし込まれて再登場するというのは、150周年にふさわしい大ネタだったと思います。この9アイテムに関しては、バックスタンプもArabia150周年仕様の特別版。2025年の入荷分も150周年のバックスタンプが使われていたので、今後も150周年スタンプで生産は続くようです。
- ブランド
- Arabia (アラビア)
- デザイン
- Raija Uosikkinen (ライヤ・ウオシッキネン)
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- 約W112×H88×φ82mm / 約260g / 約280ml
- 生産
- Made in Thailand
- 備考
- オーブン(直火不可):○ / フリーザー:○ / 電子レンジ:○ / 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
説明書ダウンロード:陶磁器
Emilia マグ 0.3L
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マグ 0.3L
4,180円 (税込)
3,000円 (税込)

