Arabia / Moomin 2022 ウィンターマグ
アラビアムーミンウィンターマグ2022
「Winter Wonders」
2022年のアラビア×ムーミン冬マグ「ウィンターワンダーズ(Winter Wonders)」。何がワンダー(不思議)って、ブリスクさんの復活!です。活動的で負けず嫌いなブリスクさんは、コミックス『やっかいな冬』で、慣習に反して冬眠するのをやめたムーミン一家にウィンタースポーツの素晴らしさを教えようとする人物。今回のマグのメインは、ムーミン一家がブリスクさんの指導でスキーを試してさんざんな目に遇った後、スケートに挑戦している場面です。スケート靴を下げたスノークメイデン(スノークのおじょうさん)、足元を見つめるムーミンママ、今にもひっくり返りそうなムーミンパパ、おしりを向けて前かがみのムーミントロール。ブリスクさんはというと、アンダーウェア姿になって、厚い氷をノコギリで切り取り、不安そうに見守るミムラねえさんに「いっしょに健康的な水泳をしませんか?」とニッコリ。そして、凍った海にドボン!(氷の穴=avantoといって、フィンランドには真冬にサウナもなしで寒中水泳を楽しむ人が実在します)。ムーミンたちはブリスクさんを変人扱いしますが、ミムラねえさんはなぜか「なんて逞しいの!」とフォーリンラブ、という展開です。コミックスでは背景は描きこまれておらず、表情豊かで躍動感あふれるトーベ・ヤンソンの原画に、水あび小屋と空模様を加えたのはデザイナーのトーベ・スロッテ。写真では伝わりづらいと思うのですが、淡いブルーの空から雪が降ってきていて、ママのエプロンやミムラのワンピース、冬の低い太陽の名残りでピンク色に染まった氷にふわふわと雪が……。
振り返ると、冬マグが毎年絵柄を変えての発売となった2006年、2007年とシックな小説柄が続き、一転して親しみやすい雰囲気になった2008年の「ボンファイア(Winter Bonfire)」に颯爽と初登場したのがブリスクさんでした。ペンギンと並んで焚き火にあたっていましたっけ。2010年の「スキーコンペティション(Skiing Competition)」に姿を見せているほか、2014年の「ミスターブリスクとスキー(Skiing with Mr.Brisk)」ではその名が商品名にもなりました。思えば、2015年以降、小説『ムーミン谷の冬』からの絵が続いており、色調もグレー、ブルーと巡って、2022年からピンクに。転機のたびに現れる、それがブリスクさん! コミックスのキャラクターなので知名度はさほど高くありませんでしたが、2019年放送開始の新作アニメ『ムーミン谷のなかまたち』シーズン2で『やっかいな冬』がアニメ化されたため、マグ初登場時よりはファンが増えたかも? 原作コミックスとアニメでは描かれ方が違うので、マグ片手にぜひ見比べてみてください。text:萩原まみ(ライター)
パウダーやパールグレー
もしお持ちであればマグ
Moomin 2022 ウィンターマグ、その夕焼けアイスなピンク色とティーマのペールピンク、同じ色なのかな?と重ねてみましたら、同じ色ってわけでもなく、それとこれとは違う色ではあるのです。けれども一緒に使っていましたら、濃い薄いぐらいの違いなのかな?って思えるぐらいに一緒に使ってイイ感じの色でもありまして、それは自然光の下ではより一層よい組み合わせとなります。だから重ねてジッと見るより、使ってポヤッと見ているほうが馴染んで見えるようです。僕はこのマグと一緒に使うのでしたら、やはりティーマのパウダー、そしてパールグレーだと思いますし、やはりこのウィンターマグを使うとなれば、そこで自然と手にしてしまうのは、きっと誰しもティーマのパウダーやパールグレーであると思うのです。だから、そんな流れをさかのぼりましたら、ティーマのそれ等をお持ちであれば、このウィンターマグは使い易いということになる、ただそれだけのことでして、すみません。(シャチョウ)
ここで、アラビアムーミンウィンターマグの歴史と、
マグに使われている絵のストーリーについて、
ざっとおさらいしてみましょう。
コミックスのストーリーに沿ってマグを並べ替えると、2023年→2014年→2011年→2010年→1997-2002 年→2023年→2008年の順になります(ひとつのマグに複数のシーンが使われているため、多少前後する部分もありますがご容赦ください)。 2012年の「ウィンターフォレスト(Winter Forest)」と2013年の「アンダーザツリー(Under the tree)」はまた少し絵柄の趣が変わって、フィンランド外務省からの依頼でトーベが描きおろした「サンタクロースの手紙」のトナカイの絵、コミックス執筆を姉のトーベから引き継いだラルス・ヤンソンによる『Moomin and Aunt Jane』など、あまりなじみのない絵が使われ、アニメのイメージに近いような親しみやすい雰囲気でした。
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- 約φ80×W110×H80mm / 260g
300ml(容量はメーカー表記です。実容量は、約280mlになります。) - 生産
- Made in Thailand
- 備考
- パッケージはありません
オーブン(直火不可):○ / フリーザー:○ / 電子レンジ:○ / 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 小さな黒点やピンホールは良品としています。
説明書ダウンロード:陶磁器