iittala / Alvar Aalto Collection ボウル 262x50mm
かっこいい
2023年、アルヴァ・アアルト生誕125周年を記念して、1936年に発表されたアルヴァ・アアルト コレクションから2つのモデルが復刻されました。一つは当時の品番で9754(Alvar Aalto Collectionベース180mmのページ参照)、そしてもう一つがコチラ9752、複雑な曲線がなんとも素晴らしい。これを自宅に置いてみたい!でも、「こんな型、あったかな?」と疑問が頭に浮かびます。それで調べましたら、ありました、間違いなく掲載されておりました。ただ、高さが変わっているので気づかなかったんです。今回生産された物は高さ50mm、作品発表当時の9754は高さ20mm、見た目がボウルとプレートぐらいに違うので、気づかなかった。そして、この型はかなり珍しいのでビンテージを持っているわけもなく、あくまで写真で見たことがあるだけだから余計に気づかない。9752という長らく生産されることのなかった珍しい型を使い、プレートがボウルのようになって、なんだか格好よくなって復刻されました。スコープではクリアとホワイトのみを取り扱います。
高さを変えて
バリエーションを生み出す
同じ型を使い、カットする高さを変えることで新しいバリエーションを生み出す。これもアルヴァ・アアルト コレクションが特別である理由の一つだと思います。生産年代により高さが異なる型は多く、高さが変わることで全く違った物に変化するんだから素晴らしい。2003年に廃番となったイッタラのRelationsにマーク・ニューソンがデザインしたグラスがありました。同型グラスのカット位置を変えることでカクテル、オールドファッション、ハイボールという3種のグラスを生み出したグラスシリーズです。凄いアイデアだと驚きましたが、アルヴァ・アアルト コレクションの多くもカット位置を変えることで様々なバリエーションを生み出せるようデザインされていたことに今更ながら気づきました。そして、アアルトがデザインした家具の多くも、脚をカットすることにより使い勝手が変化し、ユーザーの様々な用途を満たして愛用され続けています。高さを変えて様々なバリエーションを生み出す、なんだか魔法のように思えてしまいます。2枚目の写真は裏の刻印を写してみたのですが、かなり小さく薄いです。iロゴとiittalaのみレーザー刻印されています。
値段の理由を勝手に考察
大きさの割に価格が高い。その理由を僕の経験から推測して書いてみます。まずガラス製品は大きくなるほど急激に高くなっていきます。必要な型も大きくなって高額になり、使うガラスも増え、吹くのも大仕事になる。だから、それは当然の理由です。また、アルヴァ・アアルト コレクションベースを見ていると体積的には同じようなサイズ感ながら、背の高いベースに比べて、ボウルやプレートのような低くて広いアイテムの方が非常に高価です。その理由は、そもそも吹きあがった時のサイズは小さくない、つまり低くないからだと思います。大きく吹いたガラスをカットして、背の低いボウルやプレートが出来上がる、つまり型も大きいし使うガラスも多いから高くなる、そんなイメージです。そうでなければ、こういった複雑な曲線をある程度均一な厚さで吹くことはできないと聞いたことがあります。イッタラで木型のアアルトベースを試作していた時にも、低いボウルを作るのに高さが何倍もあるような大きな型を使うのは疑問でした。でも、実際に試作をしていくなかで、大きく吹かないとこんな風には仕上がらないのだと理解できました。Aalto Bowl 262×50mmの生産現場を見たことはありませんが、値段の理由はそういうことなんだろうと思っています。
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)
商品スペック
- 材質
- 無鉛ガラス
- 寸法
-
約W260×D190×H50mm / 850g
*重さは個別に計測しています。各カート上でご確認ください。 - 生産
- Made in Finland
購入前に確認ください
- 小さな気泡や黒点がガラス内部に含まれています。
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。
クリア
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クリア 0100
50,600円 (税込)
727g -
クリア 0101
50,600円 (税込)
671g -
クリア 0102
50,600円 (税込)
864g -
クリア 0103
50,600円 (税込)
884g -
クリア 0104
50,600円 (税込)
761g -
クリア 0105
50,600円 (税込)
729g -
クリア 0106
50,600円 (税込)
850g -
クリア 0107
50,600円 (税込)
791g -
クリア 0108
50,600円 (税込)
906g -
クリア 0109
50,600円 (税込)
833g -
クリア 0110
50,600円 (税込)
895g -
クリア 0111
50,600円 (税込)
614g -
クリア 0112
50,600円 (税込)
854g -
クリア 0113
50,600円 (税込)
763g -
クリア 0114
50,600円 (税込)
769g -
クリア 0115
50,600円 (税込)
893g -
クリア 0116
50,600円 (税込)
755g -
クリア 0117
50,600円 (税込)
806g -
クリア 0118
50,600円 (税込)
770g -
クリア 0119
50,600円 (税込)
650g