iittala / Flora ボウル150mm
10年ぶりにFloraボウル150mm
Floraボウル150mm、再生産のリクエストが最も多いフローラを、10年振りに再生産しました。2014年にスコープがFloraを復刻した際にラインナップしていた6アイテムのうちの1つです。発売当初は全然人気がなかったのですが、Bob Foundationさんが制作してくれたトライフルの動画がキッカケとなり、スコップケーキという可愛らしい名前も誰かが付けてくれてどんどん広がっていきました。気付けば人気アイテムとなって完売!スコップケーキに感謝しかない、そんな思い出のアイテムです。でも、人気急上昇中に完売してしまったので、再生産のリクエストが多く、それはずっと続いていました。でも、再生産するとなると2014年当時とは比べようのないぐらいに高額になってしまうことから、発注が躊躇され、長らく諦めていたアイテムです。でも、年を追うごとに高くなってしまうので、1度は再生産しておこうと約1000個だけ作って貰いました。通常の価格設定では20,000円を超えてしまうのですが、流石にそれは高過ぎるので初回から頑張ることにしまして16,800円設定にしています。ただ、かなりギリギリラインになってしまっているのでワケアリ以外は再値下げ不能。また、価格も高額なので個別販売しますから、好きな個体を選んでください。一気に1000個はアップできないので、随時アップしていきます。
ボウル150mmとスコップケーキ
スタッフナルトによる解説
「Flora150mmボウルでスコップケーキやってみて」とシャチョウに言われ、2016年Bob Foundationに制作してもらった、Floraボウル150mmのアニメーション動画をお手本にやってみました。用意した材料は、スポンジケーキ5号サイズ・生クリーム200ml 1パック・砂糖20gほど・いちご・ラズベリー・ブルーベリー・ミントの葉。スポンジケーキは富澤商店で冷凍スポンジケーキの5号サイズを購入したらぴったりでした。そのスポンジケーキを横3等分にスライス。(使うのは2枚だけで、1枚は余りました。)まず1枚をボウルの底に敷き、その上に砂糖を加えて泡立てた生クリームを半量投入、ボウルの側面に沿って外から断面が見えるようにいちごを並べていきます。内側の見えない部分には、いちごと適当に切ったスポンジケーキを並べ、その上に残りの生クリームを投入、きれいにならします。ここまでは超簡単でマッハでできました。お菓子作り初心者の私でも余裕です。さて問題はここから。最後の飾り付けをしようという段階で気づいたのが、今回私が買ったいちごがちょっとデカめだった、ということ。Bobさん動画に使われているいちごは小さくてかわいいのですが、気合を入れすぎて少々立派ないちごを買ってしまったため、同じようにいちごを飾っても、うまくいかないんじゃ?ということに気づいたのです。そこで、いちごよりも小さなラズベリーの割合を増やして、予備のために買っておいたブルーベリーも加えてみました。またいちごについていたヘタもものすごく立派すぎたので、ヘタを切り落とし、代わりにミントの葉を小さく切って飾りました。ボウル150mmはそんなに大きくないので、立派ないちごを飾ってしまうと少々アンバランス。小さな実の割合を増やすと、コロコロしたものがギュッと詰まった感じになってかわいくなるように思いました。もし小さないちごが手に入らない場合は、こんな対処法で乗り切って!最後に少し手間取ったものの、かかった時間は30分程度。スポンジを焼くのに失敗したり、クリームの泡立て具合に気を使ったり、絞り袋と格闘することもなく、簡単にかわいいショートケーキができてしまいますから、ほんとに気軽です。一度に食べられないときに、ラップをして冷蔵庫に入れられるのも便利。冷蔵庫に食べかけのケーキが入ったFloraがある様子がまたかわいいです。
オイバのフフフ
一番人気のフ、フローラ
オイバ・トイッカがデザインした「フ」で始まる3つのガラス食器シリーズ、植物柄のフローラ(1966-1991)、果物柄のフルッタ(1968)、動物柄のファウナ(1970-1984)なかでも断トツで人気のシリーズは植物柄のフローラです。1966年から1991年までの25年間生産は続き、その後も一部アイテムはたびたび生産されていましたが、2000年代に入ると生産されることも少なくなり気づけば生産終了、そこから長らく空白期間があり、2014年にスコープはフローラの6アイテムを復刻しました。タンブラー23cl、タンブラー36cl、ボウル100mm、ボウル150mm、ボウル250mm、ピッチャー120clです。タンブラーやボウル100mmは理解できるのですが、それ以外の大きな3アイテムを復刻させたのは勇者だったなと振り返っています。その大きな3アイテムは予想通り、完売までの道のりが非常に長かった。でも、ボウル150mmはスコップケーキで超人気アイテムとなって今回再生産を迎えていますし、ピッチャー120clは日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念して、2019年にレイン&ペールピンクが生産されています。2014年に復刻したからこそ、そんな未来が生まれたのですから、勇者モードも多少は必要なんだと思う。
マウスブローと個体差について
型吹きガラスなので個体差はあります。それは人が吹いて作った証、僕はそこに価値と温かみを感じます。均一均質がスタンダードな現在、クレームになるから個体差のある物は避けられる傾向にありますが、僕はフローラのような物を生活の中心に置いて、末永く愛用したいんです。フローラボウル150mmは、重さ、底面の膨らみ具合に大きく差が出ます。また、気泡や口元の凹凸、ガラスの揺らぎなど色々ありますが、これらに関しては、全て個別撮影しているため、個体画像で確認していただけます。ただ、製造時、道具に挟んで運ぶ際に生じる白い小傷などは目では見えても写真にするとわかりづらい部分もあるため、目立つ部分のみ記載しています。フローラはそういった物とご理解のうえオーダーください。
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Oiva Toikka (オイバ・トイッカ)
商品スペック
- 材質
- 無鉛ガラス
- 寸法
- 約φ150×H75mm / 約450g / 約1000ml(満水)
*重さは個別に計測しています。カート上でご確認ください。また、容量は底の膨らみにより個体差があります。 - 生産
- Made in Finland
- 備考
- 食器洗浄機:×
説明書ダウンロード:マウスブロー ガラス製品