iittala / Alvar Aalto Collection ベース95mm サーモンピンク
アルヴァ・アアルト展
日本巡回を記念して
アルヴァ・アアルト生誕120周年を記念し、アルヴァ・アアルト展「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」が、2018年9月から2019年6月にかけ、日本国内5箇所を巡回したのですが、そのイベントにあわせ、特別なプロダクトがイッタラで生産されました。タイトル的には桜色をしたアアルトベース、具体的にいいますとアアルトベース95mm サーモンピンクが生産されたわけです。日本のみの特別限定品ということですが、期間限定で二度と生産されない!ナンテ事もないでしょうから、あまり『限定』というフレーズを購入理由の第一にはしない方が良いと思います。とはいえ、常に作られる物でもありませんから、購入の機会は少ないだろうというのは確かなのですが。さて、ピンクのアアルトベースというのは過去にも何度か作られたことがあります。そして、それが初めて世に出た時は、実に評判が悪かったなぁって、そんな事を思いだしました。アアルトベースにピンクなんて!フィンランド人だけではなく、スウェーデンの知人からも、そんな話を聞かされましたから。ただ僕の周りにいるのはデザイン好きな人々、デザイナーの人々ばかりですから、少し偏った意見だったのかもしれません。けれど、まぁ、ピンクのアアルトベースというのは、少しズレた物に見えた人が多かったようです。アアルトベースが始まった当初、そこに使われる色というのはグリーンやモスグリーン、ブラウン、オパール、レッド、あとは水のような淡いブルー、そんな自然を連想させる落ち着いた色ばかりです。そこに初めて登場したピンクが、少しズレて見えた。けれど、今回のサーモンピンクのアアルトベースを見ていますと、自然な美しさなんてのを僕は感じてしまうのです。それはきっと僕が日本人だからで、淡いピンクを見て、桜や春をイメージできるからなのでしょう。アアルトベースには自然をイメージした色が使われるべきだとなれば、日本で販売するアアルトベースにピンクがあるというのは正しい。日本でピンクが人気になるのは、ピンクに桜や春を連想させる四季のイメージがある、そこなのでしょう。よく考えれば過去に作られたカルティオのピンクも日本では特別人気でした。この桜色のアアルトベースをみて、なんだか、ずっと、そんな色の事ばかり考えています。
フィンランド好みのオパール
そして、日本好みのピンク
フィンランドで人気の色といえば何色か?きっと、それはオパールです。日本ではイマイチ人気にならないオパールですが、フィンランドではとても人気の高い色。それは冬の美しい雪を連想させる色だからなのだと思います。ある有名なヴィンテージディーラーにアアルトベースを木型で作るとしたら、何色を選ぶか?と聞きましたら、オパールと即答でした。スコープで別注したALUEの色をハッリ・コスキネンと決めていた時、僕はアンバーとライラックで十分だったのですが、ハッリは何よりオパールだというからオパールが追加されました。オイヴァ・トイッカも2010年のArt Worksで、巨大なポムポムを作っていますが、それはクリア単色とホワイト単色のみでした。フィンランド人にとってのオパール、つまりホワイトというのは、綺麗な雪景色を連想させる大事な自然の色なのです。そして日本人にとっては桜や春を連想させるピンクは大事な色であると思います。そして、その二つがある景色というのが、またなんだか、美しく目に映ってしまう。フィンランド好みのオパールの横に、日本好みのピンク。この組み合わせが実によい。撮影の時に偶然生まれた組み合わせなのですが、なんだか平和な雰囲気があり、ステキな色の組み合わせじゃないかい!いい色の組み合わせが出来て本当によかった。サーモンピンクのアアルトベース、なんだかとても欲しくなってきません?なってくるんですよねぇ。あと、オパールも。
色の濃淡のはなし
これはサーモンピンクに限った話ではないのですが、アアルトベースに透明の色ガラスを使った場合、色の濃淡に個体差が生まれます。これはガラスの厚さによる違いというのもありますけれど、単にガラスが厚い、つまり重量のある物ほど色が濃いのか?といえば、そればかりでもありません。その理由をサーモンピンクのアアルトベースで説明しますと、このアアルトベースは、サーモンピンクの色ガラスだけでは作られていないからです。まず初めにガラスを吹く竿に巻き取るガラスはクリアです。そのクリアの上にサーモンピンクを巻き取ります。更にその上に薄っすらとクリアを巻き取りまして、そこから吹きます。これで吹く作業は終わり。つまり見た目にはわからないのですが、内側からクリア・サーモンピンク・クリアの順でガラスが層になっているわけです。だから艶やかで美しい発色となるそうなのですが、色の濃淡はサーモンピンクをどれぐらい巻き取られているかで変わってきます。なかなか複数個の物を並べて色を見比べる機会もないでしょうから、ここに焦点が当たることがそもそも無いのですが、良し悪しは別として、スコープでは個体それぞれの写真を撮って個体ごとに販売する、個別販売を行っていますから、こんな話も少しばかり面白いこととなってきます。全くこういった事を知らないで色を選ぶより、知ったうえで選んだ方が、より大事な物になってくれるんじゃないかと思いまして、少しばかり余計とも思える話を付け加えてみました。
商品スペック
| 材質 | 無鉛ガラス |
|---|---|
| 寸法 | W105×D100×H95mm / 約365g |
| 生産 | Made in Finland |
| 備考 | 刻印: The 120th Anniversary of the Birth of Alvar Aalto 他カラーと同様のパッケージとなります |
購入前に確認ください
- 小さいチップがみられることがあります。
- 型跡がみられることがあります。
- 小さなヨレや気泡、黒点がガラス内部に含まれていることがあります。
Alvar Aalto Collection ベース95mm サーモンピンク
- NO IMAGE

- ¥9,900(税込)
- 2月下旬 入荷予定
































