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ラインナップ
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iittala/ Aino Aaltoプレート175mm, ボウル165mm

Aino Aalto
ボウルとプレート

1930年代の初期モノ( BOLGEBLICK・ボルゲブリック)はアイテム展開も色展開も豊富で、スモーク・グリーン・リオブラウン・アズールブルー・シーグリーン・クリアといった自然を感じられる色が、グラス類だけでなく、ボウルやプレートにも幅広く展開していて、本当に美しいガラス食器群を組み上げていた。無駄もあるのだろうけれど豊かで、実にいい時代です。2000年代に入ってのアイテム展開でいえば、プレートは175mm、250mm、280mm、380mmの4サイズ、ボウルは120mm、165mm、190mm、230mm、235mm、280mmの6サイズと豊富に存在しているのですが、比較的大きなサイズが多いからかラインナップはどんどん縮小傾向にあります。色展開はクリアにグレー、そして2000年頃にはボウル165mm、プレート175mmに限りライトブルーとライトグリーンの展開もありました。つまり近年もそれなりに豊富なラインナップとなってはいたのです。が、年を追うごとにラインナップは絞られていき、現状はボウル165mm(Bowl S)クリアとプレート175mm(Plate S)クリアのみとなっています。ボウル120mmは人気アイテムでしたから、クリアに加えて1930年代のような優しい色合いで別注してみるのもいいかもしれない。ヴィンテージのAinoAaltoについては此方をどうぞ。

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手前:ボウル165mm
奥:プレート175mm

残っている物は
やはり人気なのです。

白ワインに桃、美味しいです。ワインによっては合う合わないもあり、勝敗は五分五分ですけれど、勝った時、つまりマッチングした時は最高です。今は夏、この文章を書いているのは8月です。皮をむき、カットした桃はやはりガラスの食器に盛りつけたいわけです。それにはアイノ・アアルトでなければ駄目って事も全くないのですが、普段テレビをみながら、一杯やる、そんな時にはコレぐらいが気張っておらず、かといって、そこまで素っ気ない感じでもなく、塩梅が丁度良いのです。丈夫なアイテムだから、片付けも気を遣わず、とにかく日常使いに丁度よい具合です。

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ボウル165mm

ラインナップが減っていくと、あのサイズが良かったという話がでてきて、復刻をしようとなりますが、やはり終わるには理由があり、その多くは人気がないから終わるので、復刻しても売れないっていう事が多かったりします。そして残っている物は何故残っているのかといえば、人気があり売れているからです。それ以外の何ものでもないのです。だから残っているアイテム、作り続けられているアイテムというのが、何より使いやすく、長く使える物であるわけです。ボウル165mmクリア、プレート175mmクリアはイイってことです。

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プレート175mm

長く残る物は
地味でわかり易い

長く残りつづける物、長く愛用される物というのは、そんな目立つ物でもなくて、案外シンプルで地味な物が多いように感じている。そして特徴がわかり易い物に多いと、僕はそう思う。かといってナンデモかんでもシンプルだったら、飽きずに長く使えるのか?といえば、そんなことでもない。特別、日用品に関していえば、一世を風靡するような強さのある流行物のようではなく、もっと自然で静かな物。そして何度も見たくなる映画や、味噌汁の味のように、人によって好みはわかれる物であるのだろう。これだけ多くの物が溢れ、様々なデザインが大量に生み出される世にあって、1932年にデザインされたアイノ・アアルトのガラス食器群は、アイテム展開が変わったり、色が増えたり絞られたり、製造中止になったり、生産する会社が変わったり、様々な変化をしながら、今でも生産され世界中で愛用され続けている。

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ボウル165mm

もちろん使っていてサイズ感の良さ、使い易さなどを感じるからこそ愛用しているのだろうけれど、自分の心をしっかり掴んでいるのは、食器表面を覆う段が連続したデザイン、その一点が何よりだ。いい塩梅の段が表面を覆う。その表面をみてアイノ・アアルトだと思うし、これは違うと見分けもする。こういった物を見ると、自分でも考え付けそうな気もするのだが、それは勿論、考え付くわけがない。見て真似て、なぞった物も沢山あるのだろうけれど、そこには二番煎じの軽い香りあり、残る物にはなりえない。つまり、シンプルながら特徴のある物、使いやすい物、そのオリジナルしか残らないってことなのか。

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プレート175mm

2022年9月7日
ベリーは果物じゃない

夏にフィンランドへ行くと市場やスーパーでとにかく沢山ベリーを見かけます。苺、ブルーベリー、スグリ、ラズベリー、グースベリーなどなど種類も豊富だし、ベリーを使ったレシピも多いです。日本では苺もブルーベリーももちろん果物。なのですがフィンランドには、Vihannekset(野菜)Hedelmät(果物)に加えて、Marjat(ベリー)というグループがあります。フィンランド語の教科書でその事実を知ったときは驚きました。夏の間に購入したり、森や庭で摘んできたりしたベリーは冷凍庫に保管して年中料理やお菓子に使って食べるくらい、フィンランド人にとって大事な存在らしいです。我が家の冷凍庫にもちょうどブルーベリーが沢山あったので、久々にムスティッカピーラッカというブルーベリーのケーキを作りました。プレートはアイノ・アアルトの17.5cm。ガラスプレート×デザートはフィンランドの友人宅やカフェで出てくることが多かったり、インスタでもよく見かける組合せ。お菓子の時はティーマやパラを選ぶことが多いと思いますが、大皿でも取皿でもガラスを選ぶとフィンランド感がアップするので松尾的オススメとさせていただきます。(スコープ 松尾)

ブランド
iittala
デザイン
Aino Aalto (アイノ・アアルト)

商品スペック

材質
無鉛ガラス
寸法
プレート: 約φ170xH25mm
ボウル: 約φ160×H42mm / 370ml
生産
Made in Finland
備考
食器洗浄器:○

購入前に確認ください

  • 小さな気泡や黒点がガラス内部に含まれていたり、多少のガタツキがみられます。

説明書ダウンロード:ガラス食器

  • プレート175mm

    2,750(税込)
  • ボウル165mm

    2,530(税込)

Aino Aalto